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2012年04月18日

#onbiz ステルス・マーケティングについて聴いてきました

 一昨日(4月16日)は、オンラインビジネスセミナー「いま明らかになる“顧客を欺く”マーケティングの実態~ステルス・マーケティングとクチコミの境界~」というタイトルで、ジャーナリスト 藤代裕之氏のお話を聴いてきました。ブログ「ガ島通信」でお馴染みの方も多いかもしれませんね。
 
 "ステルス・マーケティング"、初めて聴く言葉でした。顧客に対して、それと知らせずに打つ広告(マーケティング活動)のようです。藤代氏は、この4月1日までWOM Japan(WOMマーケティング協会:Word of Mouth Japan Marketing Association)というところで、ガイドライン委員会委員長に就いていらっしゃったとのことです。WOM、すなわち口コミ(でいいのかな?)を利用したマーケティング活動において、企業は、企業のみならず個人も、ステマ=ステルスマーケティング、すなわち顧客(あるいは読者)を欺く行為をしていないか、常に自戒しなければならない。そうでなければ、そういった行為が暴露された時、多大なダメージを蒙ることを覚悟しなければならないということです。
 
 
 今まで、このオンラインビジネスセミナーで、Webを利用したマーケティングなど、たくさんのことを学んできました。2009年2月25日のネットレイティングス・萩原雅之社長のお話では、ソーシャルメディア上で企業は顧客とどのように接すればよいか「グランズウェル」について、2010年9月2日には、ADKインタラクティブ・横山隆治社長に「トリプルメディアマーケティング」について教えていただきました。
 
 
 上記の2つのお話がオンラインビジネスセミナーの必修科目(基礎編)とすると、昨夜のお話は応用編だった様な気がします。私には、ちょっと難しかった、もちろんオンラインビジネスに携わる人にとって必須であるとは思います。

 
 振り返ってみると、私がこのオンラインビジネスセミナーを初めて受講したのが、2007年3月20日の「オンラインマーケティング講座[後半]」、「クチコミの技術」という本を上梓したコグレマサトいしたにまさき両氏の講演でした。モデレータの神原弥奈子氏株式会社ニューズ・ツー・ユー代表取締役)に、聴講者として初めてお目にかかったのもこの時だったと思います。
 
  アルファブロガーお2人のお話を聞いてきました(その1)(IT屋もりたの今時パソコン日記)
 
  アルファブロガーお2人のお話を聞いてきました(その2)(IT屋もりたの今時パソコン日記)
 
  アルファブロガーお2人のお話を聞いてきました(その3)(IT屋もりたの今時パソコン日記)

 
 
 時まさに、クチコミ・マーケティングの黎明期です。さらに、このセミナーの約1ヵ月後、アジャイルメディアネットワークさんによるブログイベントの第1回が開催されました。
 
  AMNブログイベントvol.1「ブログとクチコミ」セミナーに参加しました(IT屋もりたの今時パソコン日記)
 
 
 この本の出版にあたっては、著書お二人(ともに当時既に多くの読者を抱えるブロガー)のブログに投稿したり、セミナーを活用してクチコミを伝播させるといった実験もされていました。まさに、クチコミ・マーケティングの本をクチコミ・マーケティングを使って売ることを実践していた記念碑的な商品であると記憶しています。また、現在様々なブロガーイベントを企画・実施されているアジャイルメディアネットワークさんも、この時がAMNブロガーイベントの第1回だったのですね。
  
 
 当時、聴講したセミナーで、お二人の方が、WOMマーケティングについてお話されていました。2007年2月20日、ネットイヤーグループ&インプレスR&D主催「インターネットマーケティング最新動向&技術セミナー2007」において株式会社マーヴェリックメディアジャパン(当時)の池田紀行社長は、『CGM時代のバイラルマーケティング』と題した講演の中で、アメリカでの最新動向としてWOMMAが発足したことなどを説明されています。その中で「"WOM"と"WOMマーケティング"を峻別すべきであること、すなわちC to C間で行なわれる"WOM"に比べて、Amplified WOM(企業が)仕掛けるクチコミ、つまり"WOMマーケティング"B to C to Cはリスクを伴う領域であると解説されています。
 
 また、2007年7月10日、時事通信主催「爆発するソーシャルメディアセミナー」に於いて、WOMCOM(当時)の吉田賢氏は『口コミマーケティングの現状と未来』と題した講演の中で、アメリカFTCによる"Disclose the material connection"というガイドラインについて説明されています。すなわち、(金銭授受の有無にかかわらず)マテリアルコネクションがある場合は必ず明示しておくこと。
 
 
 現在、WOM JapanによるWOMマーケティングに関するガイドラインには、WOMマーケティング活動ガイドラインとして「1.(関係性明示の原則)WOMマーケティング事業者は、どのような関係性において、WOMマーケティングが成立しているかについて、消費者が理解できるようにしなければならない。関係性とは、原則として金銭、物品、サービスの提供とする。」と謳っています。主にブログを中心としたクチコミ・マーケティングが台頭し始めた5年前から、WOMマーケティングを採用する企業へのガイドラインを作成する活動をされてこられた方々がいらっしゃることに、敬意を表したいと思います。
 
 今後、ますますソーシャルメディアをはじめとする技術の発達が予想されるとともに、新たな形態のサービス、つまり、より現実世界との違和感の少ないサービスが出現することでしょう。そのことによって、企業活動が、さらに「人 対 人」の振る舞いを要求されるように思います。人と人との信頼関係を築いて初めて、企業としてのスタートラインに立てる、そういう時代に向かいつつある、そのようなことに気付かせて頂いたセミナーでした。
 
 
--- 関連情報 ---
(1) アルファブロガーお2人のお話を聞いてきました(その1) 2007年03月20日 IT屋もりたの今時パソコン日記
(2) アルファブロガーお2人のお話を聞いてきました(その2) 2007年03月20日 IT屋もりたの今時パソコン日記
(3) アルファブロガーお2人のお話を聞いてきました(その3) 2007年03月20日 IT屋もりたの今時パソコン日記
(4) AMNブログイベントvol.1「ブログとクチコミ」セミナーに参加しました 2007年04月17日 IT屋もりたの今時パソコン日記
(5) 「クチコミの技術-広告に頼らない共感型マーケティング」 2007年04月19日 IT屋もりたの今時パソコン日記
(6) #onbiz #YOAKE 「ソーシャルメディアの夜明け」の著者 平野友康さんのお話をお聴きしました 2012年03月14日 IT屋もりたの今時パソコン日記

投稿者 もりた : 2012年04月18日 00:33 このエントリーを含むはてなブックマーク この記事をクリップ!

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