« こんな日に「初午」 | メイン | 非被災地に住む私がなすべきこと »

2011年03月14日

公式リツイートについての回答。インターネットという共有資源を有効に使って災害にみんなで立ち向かいましょう。

 
 以前、東京都荒川区でパソコン教室の講師をしていたときのお客様(生徒さん)から、Twitterの公式リツイートに関する質問を頂きました。
 
"先生おいそがしいところいつもすみません。
ツイッターでよびかけている「公式リツィート」にしてださいとは、
ツイートした本人のツイートまでさかのぼりそのツイートをリツイートすれば
いいということですか?
ネットで調べたのですが、確証が得られなくて質問させていただきました。"
 
 お聞きになりたいことは、「ツイートした本人のツイートまでさかのぼる必要があるか」ということですが、「そのツイートをリツイートすればいいということですか?」というところが引っ掛かった(公式リツイートではない方法でリツイートされる懸念を感じた)ので、リツイートと公式リツイートの違いについての説明も付け加えて回答差し上げました。
 
 他の方にも参考になればと思い、回答文を掲載します。ポイントは、今回の様な非常事態において貴重なコミュニケーション手段となっているインターネットという大事な資源(共有財産)を、みんなで少しずつ有効に活用して、災害に立ち向かおうということです。公式リツイートの方が、資源(ネットワークを使用する情報量、時間など)の消費が少なくて済みます。
 
 なお、メール文をそのまま貼り付けましたので、改行が入っていて読みにくいと思います。申し訳ありません。

 
"○○ ○○ 様

 先に公式RTとは何かを説明して、その後に操作方法を説明すればよいのですが、
初めに操作方法から説明します。

1.公式RTでリツイートする方法
  ツイッターには何を使ってつぶやいていますか?
  ツイッターにはたくさんのソフトがあるので、1つ1つ
  説明できませんので、下記を参考にしてください。

  http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/1103/12/news016.html

  この中にご自身が使用しているソフト(Twitterクライアントといいます)
は無いかもしれませんが、類推はつくと思います。

2.公式RTとは

  (1)そもそもRT(リツイート)機能には、"公式RT"と"公式でないRT"とが
     ある様です。
     "公式でないRT"の方は、単に"RT"と呼ぶことが多いようです。
     (非公式RTという呼び方はほとんどみかけない)

  (2)公式RTの「公式」って何?
     Twitter社が「公式」に提供しているリツイート機能だそうです。
 
  無責任かもしれませんが、以下は私の想像ですので、そのつもりで
  受け取ってください。

  (3)"公式でないRT"とは
     皆さんがよくRTしている、他の人のツイートを引用して、
     「RT」という文字列の前に、自分の言葉を付け加えて
     ツイート(そういう(どういう?)意味ではリツイートと
     呼ぶべきかも知れませんが)している方法です。

     例:[hanako さんのツイート]
         今日はいい天気
 
       [taro さんのツイート(hanako さんのツイートを引用して、
        自分の言葉を付け加えた書き方)]
         ほんとうに気分がいいですね RT hanako: 今日はいい天気
 
  (4)歴史的
     歴史的にはTwitter社が公式RT機能をサポート(提供)開始する
     前に、Twitterユーザーが「RT」という文字列を用いて他の人の
     ツイートを引用する使い方(上記(3)の方法)を始めたそうです。
 
     その後で、Twitter社もRT機能を追加したとのことです。
 
  (5)内部メカニズムの相違
     "公式でないRT"機能と"公式RT"機能は、機能の内部メカニズムが
     おそらく違うのではないかと思います(これは私の想像)。
  
     "公式でないRT"で投稿されたツイートは、
     文字列的には引用元のユーザーアカウント名の前に「RT」という
     文字があるだけです(見た目の通り)。
     それをTwitterクライアントが、リツイートと解釈して、
     リツイートとしての扱い(表示など)をしているに過ぎない
     のではないかと思います。(投稿者側ではなく閲覧者側の
     Twitterクライアントが)
     "に過ぎない"とは言え、非常に有用ではありますが。
 
     "公式RT"の方の内部メカニズムは、"公式でないRT"のように、
     (「RT」を含んだ)文字列をツイートと同じメカニズムでTL上に
     送るのではなく、APIか何かで実現しているのではないかと
     思います。
 
  (6)トラフィック
     もし、ある人のツイートを100人が"公式でないRT"機能を
     使ってリツイートすると、100個のツイートが発生します。
     一方、"公式RT"機能を使って100人がリツイートした場合は
     ツイートは発生しない(0個)と思います。
     もちろん、"公式RT"機能を使ってリツイートした場合でも
     リツイートの効果は同様にあります。
     ある人(例えばhanakoさん)のツイートが100人の人に
     リツイートされているという(それだけ重要、他の人に知らせたいツイート
     である)ということ自体は、他の人にわかります。
 
     両者の違いは何かというと、トラフィックです。トラフィック
     というのは、車と道路の関係に例えると、交通量のことです。
     インターネットという貴重な資源、特に今回のように電話の通話は
     ダメでもメールやWeb(TwitterやSNS、HP、ブログ等)は
     見ることが出来るというインターネットの意外な強さ。
     この貴重な資源(リソース)をみんなで
     分け合って有効に使おうという思想、より少ない資源の消費で、
     より大きな効果を上げるという考え方が、ITの世界には技術的にも
     人的(ソーシャル的)にも昔からあります。経済の世界も同じでしょうか。

     前者("公式でないRT")の方があきらかにリソース(資源)を
     食います。このようなことが、"公式RT"を使いましょうという
     呼びかけにつながっていると思います。
     
 
  (7)なお、
     オリジナルのツイート(最初のツイートをした人のアカウント)
     にさかのぼって公式RTする必要はありません。
     (オリジナルのツイートの投稿時刻が1日前とか数時間前ですと、
     なかなかたどり着きませんよね)。
     誰かのツイートを、他の人がリツイートしたものに"公式RT"して
     も充分(オリジナルのツイートに"公式RT"するのと同じ位の)資源節約
     になります。
       
     上記(3)の例で言うと、hanako さんのツイートに公式RTする
     のと、taro さんのリツイートに公式RTするのとは、消費する
     資源的には同じだと思います。(拡散効果など考えると、
     hanakoさんがよかったり、taroさんがよかったりフォロワー数の
     多さなど考える余地はあるとは思いますが)
 
     なお、上記(3)でtaro さんのリツイートは"公式でないRT"
     機能を使ったRTとして例示しましたが、
     taro さんのリツイートが"公式RT"機能を使ったものであった
     場合でも、taro さんのリツイートにリツイートする場合は、
     "公式RT"機能を使うのが良いのは、申すまでもないかと思います。
 
 
  (8)自分の発言を付加しないで、"公式でないRT"機能を使った場合
     "公式でないRT"機能を使っても、「RT」の前に自分の文字列
     (発言)を付け加えなければ、資源節約効果はどうなのか?
     例えば、下記のような場合

     例:[hanako さんのツイート]
         今日はいい天気
 
       [taro さんのツイート(hanako さんのツイートを引用)]
         RT hanako: 今日はいい天気
 
     (6)の説明の中の前者と同じく、"公式でないRT"機能を使っている
     ことには変わりはないので、100個のツイートが発生します。
     つまり、"公式RT"機能を使った場合に比べて、より多くの資源を費やして
     しまいます。
 
  (9)(外部)機能的な相違
     (6)で述べたように、"公式でないRT"機能を使った場合と
     "公式RT"機能を使った場合とを比べると、「この人のこの発言に
     注目してよ」というリツイートの参照・紹介的な働きは、どちらも
     変わりません。
     外から見た両者の機能的な相違としては、前者は引用文に加えて
     自分(RTする人)の発言を付けられるのに対して、後者は引用文
     をそのまま自分のフォロワーに伝わるだけです。
     後者の場合は、何人の人にリツイートされているか人数がわかります。
 
 
以上、長くなって申し訳ありません。
 
--
IT屋もりた 森田三男 <info@it-ya.jp>"
 
 
 
 以上が、私からお客様にお送りした回答文です。本当に、まとまりなく長い文で恐縮です。
 
 
--- 関連情報 ---
(1) 災害時に有用なインターネット 2011年03月11日 IT屋もりたの今時パソコン日記

投稿者 もりた : 2011年03月14日 11:54 このエントリーを含むはてなブックマーク この記事をクリップ!

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.imadokipc.com/mt/mt-tb.cgi/1658

コメント

コメントしてください




保存しますか?