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2010年05月13日

#joqr 小沢氏、政倫審出席についての政治評論家・伊藤惇夫氏の解説に異議あり

 文化放送くにまるワイド ごぜんさま~の「おくさまニュース」で、民主党・小沢一郎幹事長が政治倫理審査会に出席する意向を示した(とされる)ことに関して、今朝のコメンティスト(くにまるワイド ごぜんさま~独自の造語)伊藤敦夫氏がコメントを加えていました。
 
 その中で、気になる点が2点ありましたので、述べたいと思います。
 
 
 一つ目は、「(今年2月に)検察が小沢氏を不起訴と(いう決定を)したが、みなさん「シロ」と思っている方もいらっしゃるかも知れません。しかし、不起訴処分の理由にもいろいろあって、"嫌疑無し"なら「シロ」だが、(今年2月の検察による不起訴処分の理由は)そうではないので、小沢氏の不起訴は「灰色」なのです。」という解説です。
 
 私が伊藤氏のこの説明に不満を持つのは、起訴=「クロ」、不起訴=「シロ」または「灰色」、どちらにしろ、嫌疑の通りである(クロ)か否(シロ)かは"検察が決める”とおっしゃっているように思える点です。私は、少なくともこの国の制度としては、検察の役目は裁判所に訴えることであって、有罪か無罪かを決するのは裁判であると思っています。その裁判ですら、人間の判断ですから、必ずしも誤りが無いとは言い切れません。
 
 伊藤氏は、罪の疑いが真実である(有罪)か否(無罪)かを、検察が判断出来るかのように誤解しているような気がしてなりません。
 
 
 もう1つ不満に思ったことは、小沢氏が政倫審出席の意向を示した(とされる)ことについて質問された鳩山首相が、『小沢氏ご自身の判断に任せる』と答えたことに関する伊藤氏の解説です。
 
 「みなさん、普通の会社で(社長の部下である)重役が、例えば酒気帯び運転のような不祥事を起こした場合、本人の問題である(責任をとるとらないは本人が決めることである)と社長が言いますか?会社と言う組織の(責任が社会から問われている)問題なのです。今回もそれと同じで、小沢氏個人の問題ではなく、民主党という組織の問題なのです。」という様なコメントだったと思います。
 
 これについても、伊藤氏が今回の嫌疑(政治資金規正法違反)が、すでに嫌疑ではなく真実であると判明した(証明された)という前提で話されているように思えてなりません。大切なことは、警察や検察、裁判官という職業の人は、真実が何であるか(嫌疑が事実であるか否か)を明らかにすることを第一にして仕事に当たってもらいたいということです(二番目、三番目に大切にすべきことは、色々あると思いますが)。
 
 そして、警察や検察、裁判官、弁護士など、直接法律に携わる職業の人だけではなく、議員、政治評論家、報道関係者にも、このこと(真実の追究が最も重要であるということ)を大前提にしていただきたいと思います。これは、司法、政治、報道に直接従事していない私たち自身に対しても、そう思っています。本音を言えば、最近は私たち自身に対し、じくじたる思いを持っています。
 
 嫌疑と真実は必ずしもイコールではない、繰り返しになりますが裁判による結審を経てさえも、有罪無罪の判断に誤りは皆無ではありません。そのようなことを、私たちは、すでに何度も見聞きしているはずです。「推定無罪」この言葉の持つ意味を最も自覚すべきなのは、私たち自身なのではないでしょうか。「推定無罪が大事ですよね」、あえて問われればみなさん言葉ではわかっていらっしゃるのでしょうが、世論調査などを見ていると心配でなりません。

投稿者 もりた : 2010年05月13日 10:22 このエントリーを含むはてなブックマーク この記事をクリップ!

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