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2010年04月19日

「日本辺境論」を読んで(その1)

 内田樹(うちだ たつる)氏の「日本辺境論」(新潮新書)をようやく読み終えました。読み始めたのが2月24日ですから、約2ヶ月もかかったことになります。新書版で255ページの本に2ヶ月、自分でも時間がかかり過ぎていると思います。どうしても、どんな本でも精読してしまう傾向から脱却できません。
 
 先々週(4月7日)放送された「ためしてガッテン」(NHK総合)の「ラクラク速読術」を録画してありますが、未だ見ていません。そもそも、速読など出来なくてもいいというのが本心ですから、速読のススメをいくら目の前に見せられても、どうにもなりません。
 
 
 そういうこともあって、1月に購入した本を未だ1冊も読み終えていません。さすがにこれはマズいと思いますので、何とかしたいと思います(精読すべき対象と、サッと読み流す対象とを選別してから読み始める等)。
 
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 もともと、この時期(1月下旬から2月下旬)は「リクルート事件・江副浩正の真実」(江副 浩正(著)、中央公論新社)を読んでいたのですが、なかなか前に進めないため、気分転換のつもりでこの本(「日本辺境論」)に手をつけたのが間違いでした。結局どの本を読んでも、はじめから終わりまで精読してしまうという性癖自体をなんとかしないことには、袋小路から抜け出せません(もちろん、"つい精読してしまう"という性質を直すつもりもありませんが)。
 
 
 以下は、小学生の読書感想文よろしく本の内容の要約に過ぎませんが、(私にとって)インパクトのあった個所を抜書きさせていただきます。""で囲んだマロン色の部分が本(「日本辺境論」(内田樹(著) 新潮新書))からの引用、それに続く紺色の部分が私のコメントです。

 
 Ⅰ 日本人は辺境人である
 
  ・43ページ "おのれの思想と行動の一貫性よりも、場の親密性を優先する態度、(以下省略)"
    - 私(もりた)こそが、正にそういう人間です。
    - それは、(内田氏がここで論じている戦前の日本のみのことではなく)官僚・検察など現代の権力者に共通する集団的態度ではないか・・・などと考えていたら

 
  ・44ページ "同じメカニズムは現代日本でも活発に機能しています。・・・(途中省略)・・・。ここではないどこか、外部のどこかに、世界の中心たる「絶対的価値体」がある。それにどうすれば近づけるか、どうすれば遠のくのか、専らその距離の意識に基づいて思考と行動が決定されている。そのような人間のことを私は本書ではこれ以降「辺境人」と呼ぼうと思います。"
   - 何も心配することは無い、ちゃんと書いておいてくださいました。
 
  ・57ページ "「追い詰められない」ための予防的手だてを講ずるということについては、ほとんど知的リソースを投じない。まず、「あちら」が先手を打つからゲームが始まる。自分から「打つ手」というのは何も考えていない。現代日本のミリタリストたちもまたその発想法においては、まことに「辺境」の伝統に忠実であると言わねばなりません。"
   - 申し上げるまでも無いかもしれませんが、これまた、正に私自身がそうです。

  ・57ページ "「辺境」は「中華」の対(つい)概念です。"
 
 
 
 「日本辺境論」を読んで(その2)に続きます。
 
 
--- 関連情報 ---
(1) 「ITアーキテクト」 ~ KDDI 情報システム本部長 繁野 高仁氏の講演から 2006年04月03日 IT屋もりたの今時パソコン日記
(2) 外山滋比古著「思考の整理学」 2008年01月24日 IT屋もりたの今時パソコン日記
(3) 故きを温める(古典に親しむ)(1)-『論語』から 2008年10月28日 IT屋もりたの今時パソコン日記
(4) 故きを温める(古典に親しむ)(2)-『墨子』から 2008年10月31日 IT屋もりたの今時パソコン日記
(5) Amazonで本を購入 2010年01月16日 IT屋もりたの今時パソコン日記
(6) 「日本辺境論」を読んで(その2) 2010年04月20日 IT屋もりたの今時パソコン日記

投稿者 もりた : 2010年04月19日 20:06 このエントリーを含むはてなブックマーク この記事をクリップ!

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