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2010年02月09日

謎の"地下神殿"を探検

 私の住む越谷市の北側に隣接する春日部市に、世界最大級"謎の地下パルテノン神殿"があると聞き、探検に出かけてみた。というのは嘘で、NPO法人・越谷市郷土研究会主催の史跡めぐりで、首都圏外郭放水路庄和排水機場()を訪れたのだ。

 







 
 
 「首都圏外郭放水路」は、埼玉県春日部市の地下50mに建設された世界最大規模の巨大洪水防御施設である。


 

 埼玉県東南部に位置する中川と綾瀬川の一帯は、古くから洪水に悩まされてきた地域だ。これは荒川、利根川、江戸川といった大河川に囲まれたお皿のような低い地形であり、河川の勾配が非常に緩やかで水が溜まりやすいといった特徴による(首都圏外郭放水路 庄和排水機場 パンフレットより引用)。
 
 例えば江戸川地域に最大の被害をもたらした昭和22年9月のカスリーン台風に伴う洪水がある。利根川中流部・栗橋の堤防が決壊し、東京、埼玉の約4.9万ヘクタールが水没したという。
 
 私の住む埼玉県越谷市大泊にも、何十キロも離れた栗橋の堤防からからあふれた水が流れ着き、我が家も浸水したという話を、子供の時から何度も祖父母や両親から聞かされていた。決壊した水は大泊の南を流れるせんげん堀(新方川)で止まり、向こう岸の上間久里に被害は及ばなかったそうだ。
 
 左の図は、埼玉県東部の地図である。何本もの川が北西から東南の向きに平行に流れているのが分かる。この辺り(埼玉県東南部)は昔から"水害銀座通り"なのだ。

 
 東西6.3kmに及ぶトンネルをはじめ、調圧水槽、巨大ポンプなど、外郭放水路全体を制御・監視するコントロール室。冒頭に示した"地下神殿"(調圧水槽)とともに、テレビのロケなどに利用されるという。


 
 放水路を通ってきた水は、調圧水槽を経て、排水機場のすぐ横を流れる江戸川に排水される。


 
 
 この施設(放水路)の完成によって、実際に台風等の大雨による浸水被害は大きく減っているという。
 
  完成前
    平成12年7月の台風
      浸水家屋  236戸    (流域平均雨量 159.5mm)
 
  完成後
    平成16年10月の台風
      浸水家屋   14戸    (流域平均雨量 193.9mm)
 
 上記のデータによると、完成後の場合、降った雨の量は完成前・平成12年7月の台風(159.5mm)より多い(193.9mm)にも関わらず、浸水家屋の数は236戸から14戸へと、大きく減少している。なお、浸水戸数は、両方とも春日部市、幸手市、杉戸町が対象である。
 
 
---関連情報 ---
(1) 休日 2005年11月26日 IT屋もりたの今時パソコン日記
(2) 田植えラッシュ 2006年05月06日 IT屋もりたの今時パソコン日記
(3) 「忍城主成田氏」公開講演 2007年10月29日 IT屋もりたの今時パソコン日記

投稿者 もりた : 2010年02月09日 00:39 このエントリーを含むはてなブックマーク この記事をクリップ!

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