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2010年01月12日
小沢氏の政治資金に関する新聞・テレビの報道に感じる異常性(1)報道は違法性の所在を明らかにしていない
みなさんご存知のように、ここ数ヶ月にわたって、新聞各紙やテレビのニュースは、小沢一郎・民主党幹事長の政治資金に対する検察の捜査状況について、逐一報道を続けています。小沢氏の政治資金団体・陸山会が秘書の寮を建設するために4億円を支出した件で、政治資金報告書への記載が一年ずれている(実際の支出があった日付の翌年の報告書に記載されている)という疑いです。
この件、およびその調査そのものについては、当事者でもありませんし、私ごときが検察に情報源などあろうハズがありませんので、何も指摘することはありません。私が、一言口を挟まずにはいられないのは、新聞やテレビの報道そのもの、あるいは報道姿勢についてです。
一言で言うと、この問題に関して新聞やテレビの報道は、「何も考えることなく、何も調べず、ただ新聞紙面に記事を書き・アナウンサーが声にしてニュースを読み上げている」ということです。しかし、その結果は重大で、共同通信が10日、11日に行なった世論調査によると、この問題に関して小沢氏が"説明責任"を果たしていないという回答が85%にも上ったということです。
世論調査の主体そのものが、いつまでも新聞社やテレビ局では、国民一人一人の考えの実態を映していないと思われますが、本題と外れますので、今回は触れません。
今回の小沢氏に対する新聞やテレビの報道、あるいは報道姿勢について指摘したいことは、全部で4点あります。
先ず1つ目は、新聞記事やテレビのニュースを見ても、この件の「違法性がどこにあるか(所在)」について触れている記事やニュースがほとんど(私が見聞きした範囲ではまったく)無いという点です。
例えば元日の新聞やテレビ各局がこぞって報じた、「土地取引 小沢氏が指示」(2010年1月1日 朝日新聞)という記事では、小沢氏の政治資金管理団体「陸山会」の当時の事務担当者で元秘書の石川知裕・衆議院議員に対して、検察が任意の事情聴取を行なったことを伝えています。その中で石川氏が「土地取引は小沢氏の指示で始まり、購入原資の約4億円は小沢氏の資金だった」と認めたと報じています。
私が不満に思うのは、このことが、今回の捜査の嫌疑に照らして「どこに違法性があるのか、違法性とどのような点で関連性があるのか」ということについて、この記事はまったく触れていないことです。記事中、別の個所では「小沢氏が不明朗な資金操作についてどこまで認識していたかを調べる見通しだ」と述べていますが、何が・どういう点が・どういう観点から「不明朗」なのかの説明はありません。
繰り返しになりますが、私は小沢氏の秘書や関係者ではありませんので、土地取引があったことも、その購入資金がどこから出たものかは、知りません。また検察官でもないため、石川氏や小沢氏に事情聴取を求める立場にもありませんし、友人・知人に検察関係者もいませんので、捜査情報を知る立場にもありません。
しかし、第3者である新聞記者やテレビ局の政治記者が、やはり第3者である新聞購読者やテレビ視聴者に、事件やニュースについて教える(伝える)場合は、事情が異なるのではないかと思います。
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投稿者 もりた : 00:24
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