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2009年10月14日

「霞ヶ関改革」と並んで「記者クラブ制度」の廃止こそ、官僚政治から民主政治への転換の必要条件である

 鳩山政権成立からちょうど4週間、新政権発足から未だ僅か1ヶ月にも満たないにもかかわらず、各大臣ともそれぞれの省庁が抱えてきた過去50年間の負の遺産をひっくり返すために、アグレッシブに行動していることが、とても心地よく新鮮に感じられます。
 
 私にとって選挙権を得てから34年目にして初めて、自分が投票した政党が政権(国政)を担当しました。どんな風に感じるのかと思っていましたが、今のところ特に大きな心の変化は感じていません。しかし1日1日のニュースは、驚きの連続です。八ツ場ダムをはじめとするダム建設中止、ひいては公共事業全体の見直し、核持込に関する日米間の密約疑惑を外務省が調査する、等々。特に前政権のもとで5月に成立した2009年度補正予算の一部執行停止には、3兆円というその金額とともに驚きです!今までの政権だったら、こんなことはあり得ません!
 
 
 この鳩山政権を、一市民のレベルでなんとか後押しすることは出来ないかと思い、松浦武志氏の「改訂新版 特別会計への道案内」という本を読み始めたことは以前ご報告しましたが、読んでわかったことの報告が出来ていません。官僚政治から真の民主政治へ(注:民主党の政治家の先生方は「官僚主導から政治主導へ」と言っていますが、民主主義に関わるもっと大きいレベルの話だと思う)、官僚の天下りや税金のムダ遣いを止めさせる、これらの目標が何のため、どういう理屈で必要なのかを理解するためには、国の予算(と決算)の仕組みや、特別会計のムダ(その多くが、不要となった特殊法人や独立行政法人の存在にある)について、多くの国民が理解することが最も重要と考えます。これについては、もう少々お待ちください。

 
 新政権による政治によって、50年間続いた日本の政治の旧弊を無くしていくために、国の予算の仕組みや特別会計のムダについて国民の多くが理解することと並んで最重要と思うことは、大新聞やテレビといったいわゆるマスコミによる報道における「記者クラブ制度」の弊害について、国民の多くが知ることだと思っています。
 
 私自身は、田中康夫・長野県知事のアピールによって「記者クラブ」の存在と、その弊害について初めて知りました。上杉隆さんが昨年上梓された「ジャーナリズム崩壊」によって、この問題を認識した方も少なくないでしょう。
 
  久々に得た新たな視点-上杉隆著「ジャーナリズム崩壊」(IT屋もりたの今時パソコン日記)
 
 
 その上杉隆さんと、ジャーナリスト・高野孟さんの対談が「高野孟のラジオ万華鏡」という番組ホームページに掲載されています。
 
  2009年10月10・11日 「記者クラブ問題」 Vol.1(高野孟のラジオ万華鏡)
 
  ・2009年10月10・11日 「記者クラブ問題」 Vol.2(高野孟のラジオ万華鏡)

 
 
 ちなみにThe Journalに掲載された記事は、こちら(観た方のコメントがあるので、面白い)。
 
  上杉隆×高野孟:ニッポンの怪談 ── 世にも奇妙な記者クラブ制度のおはなし(The Journal)
 
 新政権発足直後、事務次官の定例記者会見廃止という方針を示した直後、(記者クラブに属している)大新聞やテレビの記者が、こぞって「報道の自由」が奪われると言って反論したこと(とても滑稽です)についても、言及されています。とても興味深い内容ですので、お勧めします。
 
 
 繰り返しになりますが、官僚政治の弊害の是正とともに、「記者クラブ制度」による日本のジャーナリズムの悪弊を取り除くことが、現在(何年かかるかわかりませんが)の最大のテーマであると思います。後者(日本のジャーナリズムの改革)は、前者すなわち官僚政治から真の民主政治への転換を推し進めるための必要条件、避けて通れない問題であると認識しています。
 
 
--- 関連情報 ---
(1) 久々に得た新たな視点-上杉隆著「ジャーナリズム崩壊」 2008年08月08日 IT屋もりたの今時パソコン日記
(2) 「特別会計への道案内」(1)-国による税金のムダづかいを知るために 2009年09月05日 IT屋もりたの今時パソコン日記

投稿者 もりた : 2009年10月14日 03:52 このエントリーを含むはてなブックマーク この記事をクリップ!

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