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2009年09月18日

鳩山新政権の閣僚記者会見を聞いて思うこと(その1)

 一昨日(9月16日)夜から昨日(9月17日)未明にかけて行なわれた鳩山政権新閣僚への記者会見を、NHK総合テレビで見ていました。猫森集会Cプロから帰宅後、既に菅さん(国家戦略相)の会見が始まっていて(23時半頃)、鳩山首相の就任後初会見と平野官房長官による閣僚名簿読み上げは終った後でした。
 
 午前1時44分頃まで続いた2時間を越える長い会見は、いろいろなことを感じさせてくれました。たくさん有り過ぎて整理出来ていませんが、1つ1つ挙げてみたいと思います。
 
 
1.新大臣の“ふるまい”が変わった
 
(1) 先ず初めは、いずれの大臣も、それぞれの任務について自らの役割(使命)を的確に理解し、各大臣なりのしっかりした考えを持っていることを強く感じました。そしてそのことを会見において明確に述べていたことが、視ている側に鮮明な印象を残したように感じます。
 
 一夜開けて、テレビのニュースで知ったのですが、今回の政権発足に当たっては、16日組閣直後に開催された初の閣僚懇談会において、各大臣は官僚のペーパーに頼らず自らの言葉で話すようにという指示が出されたのだそうです。従来の新大臣就任直後の会見が、官僚が書いたペーパーを見て行なうのが通例だったのとは対照的です。
 
 
(2) もっともこれ(今度の政権の各大臣が自分なりのしっかりとした考えを持っていること)は決して不思議なことではないと思います。ご存知のように民主党は野党にあっても、シャドーキャビネットを構築していました。各々が専門家として総務大臣、厚労大臣といった任に就き、政策調査や法案作成に当たってきたからです。
 旧・民主党結成、現・民主党結成から、それぞれ13年、11年という長きにわたって、政策立案に励み自らを鍛えてきたのでしょう。大与党の庇護の下にあった自民党の中堅・若手議員との差は思った以上に開いていたのかもしれません。
 
 
(3) 従来の自民党政権の新閣僚会見では、一人や二人は必ず見られた「わからない」や「勉強中」と答える大臣が、昨夜の会見では一人もいなかったように思います。社会保険庁が日本年金機構へ移行する問題や後期高齢者医療制度廃止の時期・手法について尋ねられた長妻大臣が、「実態を把握してから」、「現状を把握した上で」といった言葉を連発していました。しかし、「自分の勉強不足を補うため、もう少し時間をくれ」というのとは明らかに異なる意味であると思って聞いていました。
 
 
(4) 以上のような各大臣の会見の様子を見ていて、この内閣は案外長く続くと直感しました。ここ20年近く、総理大臣の平均在任期間は1年ちょっとという短さのような印象を持っています。内閣改造のせいもあってか、各大臣の在位期間は総理大臣よりさらに少なく、数ヶ月からせいぜい1年といったところでした。これでは、各省庁の官僚(国家公務員)の皆さんが、政治家に代わって自分たちがしっかりしなければと考えても誰も責められません。
 
 あくまでも来年の参議院選挙の結果次第とは思いますが、少なくとも2年ぐらいは各大臣が交替せず落ち着いた政治を行なうことを期待したいと考えます。やり方(鳩山首相のリーダーシップと、閣僚間のチームワーク)次第では官主政治から民主政治(日本国憲法の条文どおり国民主権の政治)が本当に現実化するかも知れません。

 
(5) 今回の政権について、もう1つ感じた特徴があります。確か菅大臣がおっしゃっていたと思いますが、鳩山総理大臣をはじめ理系出身の大臣が多いことです。菅、川端両大臣も理科系だそうです。歴代の総理大臣はすべて文系出身で、鳩山総理が初めての理系出身総理大臣だそうです。
 
 経済政策にしろ、外交にしろ、今の時代、文系の頭(アタマ)のみでモノを見たり政策を考えることは、損失が少なくないように思います。企業では、かなり昔から理系出身社長が当たり前になっています。文系理系は関係無いというよりも、文系ばかり続いた場合、次期社長は理系から出すということを意図的に行なっているケースも普通なのではないでしょうか。国だけが例外なんてことは変、どうして今まで、気付かなかったのか不思議です。
 
 また、およそ20年前に霞ヶ関の矛盾・問題点を指摘し、道州制を提唱した大前研一氏や、ライブドアによるニッポン放送買収騒動の際、テレビ番組に出演し経営の専門家の立場から事件の解説を行なった佐山展生氏は、いずれも理科系出身の技術者でした。大前氏は日立製作所で高速増殖炉の設計技師として勤務、佐山氏は帝人で「ポリエステル」の開発に携わっていたとのことです(Wikipediaより)。
 
 
  鳩山新政権の閣僚記者会見を聞いて思うこと(その2)へ続く
 
 
--- 関連情報 ---
(1) 企業統治と内部統制 ~佐山展生氏の講演を聴いて~ 2006年06月21日 IT屋もりたの今時パソコン日記
(2) 久々に得た新たな視点-上杉隆著「ジャーナリズム崩壊」 2008年08月08日 IT屋もりたの今時パソコン日記
(3) 故きを温める(古典に親しむ)(1)-『論語』から 2008年10月28日 IT屋もりたの今時パソコン日記
(4) 鳩山新政権の閣僚記者会見を聞いて思うこと(その2) 2009年09月18日 IT屋もりたの今時パソコン日記

投稿者 もりた : 2009年09月18日 03:37 このエントリーを含むはてなブックマーク この記事をクリップ!

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