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2009年06月16日

ブログをニュースリリースのツールとして利用する熊谷俊人・千葉市新市長

 一昨日の投票で、千葉市の新市長に当選した熊谷俊人(くまがいとしひと)氏プロフィールを見ると、あまりにも普通の人な(政治家という専門職に染まっていない)ので、少し驚きました。わずか2年間の市議経験のみで、人口100万になんなんとする大都市千葉の行政の舵取り役!もちろん一流企業勤務、民主党の市議会議員候補公募に応募して合格、政策塾という経歴はあるにしてもです。ご本人も、千葉市在住の(市会議員ではありますが)31歳の普通の独身青年という印象です。
 
 
 ブログも普通に書かれていらっしゃって、特に珍しいことではありませんが自ら更新されています。昨日初登庁時の記者会見で述べた、退職金や自らの給与のカットの方針について、多くのメディアが「財政再建の一環」と報じたことに対して、本意はそうではないということを、ブログで補足説明されていらっしゃいます。
 
  給与カットは財政再建というより経営責任(くまがい俊人の日記:民主党 千葉市議会議員@稲毛区)
 
 
 今では、市区町村の首長や知事・国会議員さんが自らブログを書くことはめずらしくはなく、情報発信、コミュニケーションツールとして効果を挙げている例も少なくないのかもしれません。熊谷新市長のブログも仕組という面では、これといって技術的に目新しいものではありません。しかし、上でご紹介したエントリーの意味は大きいように思われます。
 
 すなわち、ネットを含めて既存の報道機関がリリースしたニュースに対して、ニュースの当事者自らもニュースを独自にリリースするという行為(が可能)である。そのことによって、上記の例にあるように、ニュースの内容の訂正や補足説明が出来るという意義は大きいのではないでしょうか。ビジネスの分野ではインターネットのこのような利用は既に始まっています(企業等に対してニュースリリースのASPサービス News2u.netを提供している株式会社ニューズ・ツー・ユーのような例)が、政治の分野では非常にめずらしいと感じました。
 
 
 お忙しい公務の合間を縫って今後も、自らブログの更新を継続できるならば、市長専用のニュースリリース・メディアとしてインターネット(ブログ)を活用する初めての例となられるのではないかと期待しています。

 
 また、選挙期間中は公選法(公職選挙法)の規定により更新できないため、千葉市長選の直前にその旨、言及されていらっしゃいます。
 
  最後のメッセージです(くまがい俊人の日記:民主党 千葉市議会議員@稲毛区)
 
 
 (ご本人の)エントリーの登録だけでなく、(閲覧者による)コメントの投稿などもダメなのですね。先日のAMNブログイベントでも議論されたことですが、選挙のインターネット利用を出来るようにすることなど、公選法の改正を早く実現して欲しいものです。それにも増して重要なことは、公選法改正も含め、政治の仕組全体を変えなければダメだということを、あらためて認識させられます。
 
  AMNブログイベントvol.8「インターネットが選挙を変える?」に参加しました(IT屋もりたの今時パソコン日記)
 
 
--- 関連情報 ---
(1) ニューズ・ツー・ユー神原社長へのインタビュー記事を読みました 2007年08月29日 IT屋もりたの今時パソコン日記
(2) AMNブログイベントvol.8「インターネットが選挙を変える?」に参加しました 2009年04月28日 IT屋もりたの今時パソコン日記

投稿者 もりた : 2009年06月16日 12:46 このエントリーを含むはてなブックマーク この記事をクリップ!

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