« 蕗(ふき)と筍(たけのこ) | メイン | エース・田中将大、3試合連続完投勝利 »

2009年04月22日

家電エコポイント5月15日から実施の報道に思う

 政府・与党が発表した追加経済対策の一つ、省エネ家電の購入に対して補助金を出す「エコポイント制」について、5月15日購入分から実施すると、ネットおよびテレビ、新聞各紙が報じました。エコポイント制の実施を待って買い控えが起きてしまったために、あわてて前倒し実施を決めたのではないかと伝えられています。
 
 それでも、獲得したポイントの交換対象商品が未定(別の省エネ家電購入にしか使えないのか、省エネ以外、例えば地デジ工事費などにも使えるのか)だったり、ポイントシステムを持っていない町の電気店で購入した場合、ポイントはどのようにして受け取れるのかといったことが未定であることについて、政府に対して多少の批判があるようです。
 
 しかし、ここで私が問題にしたいのは、新聞やテレビによる、このニュースの報道の仕方そのものです。

 
 政府・与党による今回の追加経済対策は、未だ成立していません。それどころか法案さえ、未だ国会に提出されていません(27日頃提出の予定と報道されている)。「だからこそ政府は、これ以上の買い控えを防ぐため、法案成立前の前倒し実施を、昨日発表したのじゃないか」と仰るかも知れません。
 
 「仮に参議院で否決されても、6月末までには追加経済対策法案が成立し、省エネ家電エコポイント制も実施されるじゃないか」ということなのでしょう。しかし、もし麻生首相が大方の予想に反して、追加経済対策法案成立前に衆議院を解散したら、とは考えないのでしょうか。その場合、この法案は廃案になります。選挙の結果、政権交代が実現されれば、現在の政府・与党案に替わって、民主党の緊急経済対策法案が提出され、ほどなく成立することでしょう。衆議院・参議院とも民主党を中心とする勢力が多数を占め、その結果、いわゆる“ねじれ国会”という状態が解消されるためです。
 
 
 新聞・テレビの記者さんたちは、そんなことは百も承知の上で記事を書いているのだと思います。しかし、民主主義やこの国の政治の基本ルールを踏まえた解説を付けて、1つ1つのニュースを報道すべきではないでしょうか。昨日のニュースの場合、「前倒し」という言葉の中に、その意志が込められているのだとは思いますが、そのことをハッキリと意識せずこのニュースを受け取った人も少なく無かったのではないかと思います。
 
 
 いつもいつも、新聞・テレビの報道に対する批判的なエントリーが多くなってしまいます。それは、期待の裏返しでもあります。新聞やテレビのニュース、特に政治に関する報道には、中学生に理解できる報道を心掛けて頂きたいと願っています。
 
 
--- 関連情報 ---
(1) NHK9時のニュースに立腹 2008年09月11日 IT屋もりたの今時パソコン日記
(2) 「定額給付金」に関して初めて出会ったナイスな提案 2008年11月12日 IT屋もりたの今時パソコン日記
(3) 「この国が壊れてゆく」恐怖 2009年04月08日 IT屋もりたの今時パソコン日記
(4) 「この国が壊れてゆく」恐怖(5) 定額給付金を寄附に回すという選択肢 2009年04月14日 IT屋もりたの今時パソコン日記

投稿者 もりた : 2009年04月22日 15:18 このエントリーを含むはてなブックマーク この記事をクリップ!

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.imadokipc.com/mt/mt-tb.cgi/1320

コメント

コメントしてください




保存しますか?