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2008年10月16日

消えた年金(17)-厚生年金の標準報酬月額はインターネットで調べられます

 ここ1ヶ月の間、厚生年金の標準報酬月額の改ざん事件が問題になっていますので、あえて標記のタイトルにしましたが、厚生年金のみならず国民年金の記録もインターネットで調べられます。ご自分の年金記録(年金加入記録というそうです)を、インターネットで確認できるのです。銀行預金の残高照会がインターネットで出来るのが(実際にご自分で体験していなくても知識として)常識化して久しいことを考えれば、年金で出来ても不思議ではないのですが、相手が相手だけに...。
 
 以前からなんとなく出来そうな気がしていたのですが、今般初めて試してみました。利用開始手続き(後述)の後、実際に私の年金加入記録を表示したところです。
インターネットで私の年金記録を確認しているところ

 
 「ねんきん特別便」に記載されている内容も、サラリーマン時代の標準報酬月額も表示されます。これならば、社会保険事務所(2008年10月17日 訂正に出向いたり、来年4月から定期的()に届く「ねんきん定期便」を待つ必要はなく、いつでもどこでも自分の都合で見ることが出来ます(もちろん、インターネットを自由に見ることが出来ない方にとっては、紙として=郵便で届く「ねんきん定期便」が重要であることは承知しています)。
 
● 国民年金加入記録
 
  国民年金の納付状況が表示されます。
国民年金加入記録

 
 
● 厚生年金加入記録
 
  厚生年金の標準報酬月額が表示されます。
厚生年金加入記録

 
 以下に、インターネットで年金記録を見るために必要な手順をお示しします。
 
 
 インターネットで自分の年金記録(国民年金加入記録と厚生年金加入記録)の最新情報を確認できます。社会保険庁による「年金個人情報提供サービス」です。
 
1.先ず、IDとパスワードを社保庁から発行してもらうための申し込み手続き(利用登録)を行います。
 
  ・・・ 社会保険庁の「年金個人情報提供サービス」のページから行います。
 
  申し込み後、ID・パスワードが郵送されてくるまで、通常2週間程度かかります。その辺りの説明は、年金個人情報提供サービス(ユーザID・パスワード)を参照ください。
 
 ※ ここで1つ注意事項があります。利用登録の際、入力した「お客様設定パスワード」を忘れないようにメモしておいてください。IDとパスワードが送られてきた後、ログインする際にこれも必要になります。
利用登録の際に入力する「お客様設定パスワード」を忘れないように!

   私も実際にログインする際に、どこにメモしておいたか忘れて焦ってしまいました。幸い見つかって事なきを得ましたが(もし忘れた場合には、もう一度ID・パスワードの発行依頼=利用登録からやり直せば済む話ではあります)。
 
 
2.利用登録から1~2週間後に、「年金個人情報提供サービスご利用に伴うユーザID・パスワードのお知らせ」という書類が郵送されてきます。
「ユーザID・パスワードのお知らせ」が郵便で届く

 
3.「年金個人情報提供サービス」にログインし、年金加入記録を照会します。
 
 ログイン画面を表示するために、「年金個人情報提供サービス(トップページ)」の「すでに登録されている方」-「→年金加入記録照会」をクリックします。
「すでに登録されている方」-「→年金加入記録照会」をクリックする

 
 お知らせに記載されている「ユーザID」と「パスワード」、そして利用登録の際に設定した「お客様設定パスワード」を、画面に入力します。
ログイン(入力)画面

 
 これでログインが完了し、みなさんの年金記録が画面に表示されます。いわゆる「消えた年金」(社保庁が管理する年金台帳の中に、誰から預かった保険料か判らなくなってしまった加入記録が約5,000万件存在する問題)、そして「消された年金」(厚生年金の支給額算出根拠となる標準報酬月額が改ざんされた記録が少なくとも100万件以上に上る問題、こちらについては問題の全体像(改ざんの総件数)自体が未だ把握できていないことも大問題)と立て続けに明るみに出て、社保庁・厚生労働省および国の年金政策に対する不信感につながっていることは周知の通りです。
 
 すでに年金を受け取っている人(年金受給者)、将来受け取る人(年金加入者)、誰もがいつでもインターネットで自らの年金記録を確認できる(しかも情報は毎月更新されているようです)ことを、国民にもっとアピールすべきです。例えば舛添要一・厚労大臣が国会答弁で、このことに言及したことを聞いたことがありません。もしかしたら、すでに広報活動は行っているのかも知れませんが、繰り返し繰り返し告知してもよいのではないかと思います。
 
 これほど多くの国民が心配している状況で、積極的に広報活動しないのは、出来ない事情が何かあるのではないかと疑ってしまいます。「仕事を増やしたくない」、「年金問題の解決は2年や5年程度では解決しない、10年単位の時間が必要、そのうち国民も少しずつあきらめる」、・・・。疑心暗鬼はどんどん膨らんでしまいます。公務員と、それを指揮する政治家の試金石であると思います。
 
 
--- 関連情報 ---
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投稿者 もりた : 2008年10月16日 19:33 このエントリーを含むはてなブックマーク この記事をクリップ!

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