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2008年08月02日

内閣改造ってそんなに大事なことですか?

 周知の通り、昨日福田康夫・内閣総理大臣は内閣の改造を行いました(正式には今日発足)。舛添要一・厚生労働大臣ら4名(総理自身を含めて5名)の留任に対して、13名の交代と、予想に反した大幅改造であったと毎日新聞朝刊は報じています。
 
 今回の改造の最大の特徴は、経済財政・与謝野 馨、国土交通・谷垣 禎一、伊吹 文明・財務など、消費税増税に積極的な政治家が揃って起用されていることです。地味ですが、福田総理の真意が現れているように思います(増税そのものに対する賛否について、ここで述べるつもりはありません)。
 
 
 内閣改造については、洞爺湖サミットが終ってから囁かれてきました。特にこの一週間は、テレビ、新聞などで、連日のように「内閣改造、内閣改造」と叫ばれ続けました。内閣改造って、そんなに大事その度に感じた疑問です。福田総理や、政府・与党の政治家に対してというよりも、テレビ、新聞をはじめとするマスマディアの報道に対してです。
 
 総選挙等の後に新しい総理大臣が選ばれたり、今回のような内閣改造が行われると、大臣(閣僚)の顔ぶれについてマスコミも報道しますし、国民も楽しそうにインタビューに答える姿をテレビでよく見ますが、いつも違和感を感じてきました。実は私はかなり前から(おそらく20年ぐらい前から)、大臣の顔ぶれを変えることが、それほど重要とは思っていません。
 
 今もっとも肝心なことは、官僚政治の弊害を取り除くことだと思っています。政治の主導権を、官僚から私たち国民(の代表である国会議員)の側に、如何にして取り戻すか、このことがここ何十年来の政治の最重要課題ではないでしょうか?
 
 
 国の人事が、私たちの生活、外国との付き合いなど、日本という国のすべてにわたって、あらゆる事柄を推進する重要な意味を持つことは承知しています。そのためには、上記で述べたように、政治の実権を憲法本来の理念通り、国民に戻すことが出来れば、誰が大臣の職に就くかということがようやく意味を持ってくるのだと思います。それなくして人事を変えてみたところで、単なる遊びに終ってしまうのではないでしょうか。

 テレビ、新聞等の報道、いわゆるジャーナリズムという世界に身を置いている人々は、おそらくそのことを承知の上で仕事をされているのではないかと思います。しかし、実際にテレビのニュースや新聞紙面の多くは、冒頭のような記事で占められてしまいます。私たち一人一人が、よほどしっかりと誤解しないようせねばと、気を引き締めた報道でした。
 
 
--- 関連情報 ---
(1) マス・メディアのチェックは誰が行なうのか 2007年10月26日 IT屋もりたの今時パソコン日記
(2) 北海道洞爺湖サミットに懐疑的(1) 2008年07月09日 IT屋もりたの今時パソコン日記
(3) 北海道洞爺湖サミットに懐疑的(2) 2008年07月09日 IT屋もりたの今時パソコン日記
(4) 北海道洞爺湖サミットに懐疑的(3) 2008年07月09日 IT屋もりたの今時パソコン日記
(5) 北海道洞爺湖サミットに懐疑的(4) - 日本のテレビは洞爺湖サミットをどう伝えたか 2008年07月10日 IT屋もりたの今時パソコン日記

投稿者 もりた : 2008年08月02日 12:48 このエントリーを含むはてなブックマーク この記事をクリップ!

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