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2008年07月09日
北海道洞爺湖サミットに懐疑的(1)
北海道洞爺湖サミットは、まだ今日一日を残していますが、どうしても斜に構えて見てしまいます。洞爺湖サミットの「何に対して」懐疑的なのか、次の4つ位のことがあります。
・議長国である日本政府に対して
1.採択された宣言など成果の有効性に対して懐疑的
2.そこまで必要かと思えた厳戒態勢
3.議長国としてのサミット運営、議事進行能力に対して懐疑的
・日本のマスコミに対して
4.日本のテレビ、新聞の報道スタンスは政府の御用聞き
以下、1つずつ述べていきたいと思います。
■ 議長国である日本政府に対して
1.採択された宣言など成果の有効性に対して懐疑的
昨日発表されたG8首脳宣言ですが、環境・気象変動に関しては次のような内容になっています(2008年7月9日 毎日新聞による「G8首脳宣言の骨子」より引用)
“2050年までに温室効果ガスを少なくとも半減させる長期目標を国連気候変動枠組み条約の全締結国と共有し、同条約交渉で検討し、採択することを求める”
“すべての先進国間で比較可能な努力を反映しつつ、中期の国別目標を実施”
最初の方が長期目標、下段の方が中期目標についての宣言の骨子です。前者についてはこの件(2050年までの長期目標)について話し合っている“国連気候変動枠組み条約の全締結国と共有し、同条約交渉で検討し、採択することを求める”という当たり前のことを準えるに過ぎないと思えてなりません。また“共有”とは具体的にどういう意味なのか、解りません。結果的に、宣言のこの部分(環境・気象変動)は有っても無くても同じように、私には思えます。
逆に今日(9日)開かれる拡大会合や主要経済国会合に招かれた中国、インド、ブラジル、メキシコ、南アフリカの新興5カ国からは、先進国に対して
「2050年までに90年比で80~95%削減すべき」(長期目標)、「2020年までに25~40%の削減」(中期目標)
という、より厳しい目標を求められてしまったということです(同じく毎日新聞 2008年7月9日朝刊より)。先進8カ国(G8)による“2050年までに半減”という目標に比べて何と厳しい数値であることか。中期目標に至ってはG8は具体的数値(年、削減率)さえ示せなかったのです!
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