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2008年04月17日

動機のわからない事件

 ジャーナリスト・有田芳生さんの著書「メディアに心を蝕まれる子どもたち」を読み終わりました。読むのが遅いのは相変わらずで、3週間近くもかかってしまいました(読む方だけでなく、書くのも遅いことは自覚しています)。
 
  本のまとめ買い(IT屋もりたの今時パソコン日記)
 
 
 「第一回 有田塾」をきっかけとして読み始めた本です。「本に書いてある事は後で読んでもらえばいいので、本に書かなかったことを話します」 イベント当日、有田さんが話されたここ20年来の“動機のわからない事件”(両親の殺害、「人を殺してみたかった」と言って見知らぬ人家に立ち入って70代の女性を殺害した事件など)の背景への理解を後から補足する格好になりました。
 
 1997年に神戸で発生した、14歳の少年が小学生2人を殺害した、いわゆる「酒鬼薔薇事件」。加害者の少年が生後6ヶ月から父親による体罰を受けていたこと、初めて知りました。この話を有田さんは少年の母親から直接聞く事は出来なかったが、ある人を通して聞いたとのことです。両親としては立派な人間に育てようとして、とてもきびしい教育をしたということだそうです。「“生後6ヶ月による体罰”が体に残る記憶、その後にどのような影響を及ぼすのか専門家への課題としたい(研究して欲しい)」と有田さんはおっしゃっていました。
 
 また有田さんは、サカキバラ事件にはオウム真理教事件による何らかの影響があったのではないか、というお話をされました。1995年当時、マスコミに頻繁に登場し、有田芳生氏や江川紹子氏と議論する上祐史浩氏の姿を見た加害者の少年は、「あの程度のこと(地下鉄サリン事件など)は許されると思った」と精神鑑定を行なった医師に語ったということです。

 
 後半に催された懇親会で知り合った私より少し年下の方と、会場(サンライフ練馬)から中村橋駅までの帰り道に少しお話をしました。
 

「少年事件、特に理由にならない動機による殺人事件のニュースを耳にするにつけ、胸を痛めていない人はいないと思う。しかし、『自分たちはどうしたらよいのだろう』ということがわからないのだと思う。私もその一人です。」
 
 「しかし、少しでもそのヒントがあれば、知りたいし聞きたいと思う。土曜日にわざわざこの会場まで来る人は、そう多くは無いけれど。今日そうやってここに来て直接有田さんからお話をお聞きした我々でさえ、有田さんが伝えたい事の半分も受け取っていないのかも知れない。ましてここに参加していない、本だけで情報を得る人はなおさらだと思う。」
 
 「それでも、知らないよりは知った方がよいと思う。有田さんの本をきっかけにして、この問題を考えようと思っている人がたくさんいると思います。」

 
 
 先月発生した土浦市荒川沖の事件の後も、岡山、福岡と事件が続いています。土浦、福岡の事件の容疑者は24歳と22歳、サカキバラ事件当時は13歳と11歳です。生い立ちや、サカキバラ事件との関連性について、何かわかったかどうか専門家の声に耳を澄ましていたいと思います。
 
 
--- 関連情報 ---
(1) 荒川沖の事件 2008年03月25日 IT屋もりたの今時パソコン日記
(2) 本のまとめ買い 2008年03月28日 IT屋もりたの今時パソコン日記

投稿者 もりた : 2008年04月17日 16:35 このエントリーを含むはてなブックマーク この記事をクリップ!

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