« Yahoo!天気情報の操作方法が変わってしまった | メイン | 明日は一葉忌 »

2007年11月20日

製品やサービスのUIを変えてはいけない!

 1つ前のエントリーでYahoo!天気情報の操作方法の変更に関して、ユーザーインターフェイス(UI:User Interface)に対する私の考えについて言及しました。
 
  Yahoo!天気情報の操作方法が変わってしまった(IT屋もりたの今時パソコン日記)
 
 前のエントリーでYahoo!天気情報の場合は、ユーザーインターフェイス(UI)の変更についていくことが苦手な方と、そうでない方のために、UIを2つ(に分けて)用意した方が良いのではないかと提案しました。私がそういう考えに至る過程で、以下のような経緯があります。
 
 
 Microsoft Office 2003から2007 Microsoft Office Sysytemへ、ユーザーインターフェイス(UI)が大きく変わったのを目の当たりにした一年位前にも、今回と同じようなこと感じました。
 
 製品やサービス(のUI)の提供者側にいる人は、今までのUIの(設計的な)不備や不便さが、次のバージョンをリリースするまで、ずーっと気になっています。そのため、新しいバージョンの設計ではその点を先ず変えたくなります。あるいは、他社製品・サービスとの競争など戦略的な理由により、UIを変える場合もあります。
 
 一方、製品やサービスの利用者側の中には、せっかく慣れてきたUIが、新しいバージョンが出る度に変わってしまうことに不満を持つ人が少なくないことも事実です。たとえ悪い設計やUIであっても、長期間継続的に使い続けることにより、そのUIに慣れてしまっているのです。むしろ設計者が悪いと感じているUIの方が、利用者側にとっては当然に思えるように変化してしまっているのです。
 
 つまり製品やサービスのユーザーインターフェイスは、基本的には変えてはいけない!のです。
 
 
 もちろんゲームソフトなどエンターテインメント関係の製品・サービスといった分野では、機能はまったく変わらなくても、新しいユーザーインターフェイスを好むユーザーはいます。営業戦略的にも、むしろ積極的に新しいUIを採用していかなくてはいけない場合も多いでしょう。
 
 上記の“基本的に”という意味は、あきらかに致命的なUI上の不備がある場合です。誰が使ってもつまずくような操作など、変更部分を局所に限定すべきです。
 
 まったく新しい機能追加の場合は、その部分だけ新しいUIを採用しても良いかもしれません。機能追加・変更は無いがUIを変えたい場合は、思い切ってUI全体を変えてしまうという手もあります。この場合は、従来のUIと新しいUIの2本立てにするという配慮の有無が、提供者側に対するユーザー側のその後の評価に大きく影響するものと思います。

 
 ソフトウェアやハードウェア、デジタル機器等の設計(特にUI)・製造に携わっていらっしゃる方の中には、上記の点をあまり重要視していない方が多いのではないかと思われます。もちろん、このことの重要性を判っているApple社が、携帯音楽の分野で一人勝ちしている例はありますが...。
 
 
 以上、製品やサービスにおけるユーザーインターフェイスの変更についての、私の考え方をご紹介しました。
 
  
--- 関連情報 ---
(1) 情報機器の使いやすさ 2006年04月27日 IT屋もりたの今時パソコン日記
(2) 週刊アスキー「親のPC完全サポート」 2007年03月09日 IT屋もりたの今時パソコン日記
(3) インターネットAQUOS第2弾 2007年03月18日 IT屋もりたの今時パソコン日記
(4) 両親へのパソコン教習 2007年10月12日 IT屋もりたの今時パソコン日記
(5) Yahoo!天気情報の操作方法が変わってしまった 2007年11月20日 IT屋もりたの今時パソコン日記

投稿者 もりた : 2007年11月20日 20:24 このエントリーを含むはてなブックマーク この記事をクリップ!

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.imadokipc.com/mt/mt-tb.cgi/730

コメント

コメントしてください




保存しますか?