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2007年10月06日

「ベトちゃんドクちゃん」のベトさん死去

 ベトナムのふたごの兄弟「ベトちゃんドクちゃん」のお兄さん、ベトさんが今朝未明亡くなったとのことです。
 
  グエン・ベトさんが死去 26歳(日テレNEWS24)
 
 現在20代後半以上の方なら憶えていると思いますが、約20年前「ベトちゃんドクちゃん」のことがテレビで盛んに報道されました。お互いの体が1つに結合された状態で生まれて来てしまったのですが、ベトナム戦争でアメリカ合衆国軍が使用した枯れ葉剤が原因と見られています。事実上断定できると思いますが、アメリカ合衆国はこれ(枯れ葉剤を使用したことと、ベトちゃんドクちゃんが結合状態で生まれてきたことの因果関係)を認めていません。
 
 2人はその後分離手術を受け、心身ともに別々に生きてきましたが、お兄さんのベトさんは寝たきりの状態が続いていたそうです。お兄さんに比べて弟のドクさんは元気で、最近結婚をされたというニュースにも触れました。
 
 
 アメリカ合衆国は、9.11同時多発テロの報復としてのアフガニスタン攻撃やイラク戦争においてクラスター爆弾を使用している、とテレビの報道で聞いています。クラスター爆弾は発射後、攻撃対象に到達する前に無数の小さな子爆弾に分離される兵器です。1つ1つの威力は大きくはありませんが、1人1人の人間にとっては皮膚に刺さって死傷に至らしめるやっかいな兵器です。
 
 クラスター爆弾の使用を止めさせる動きは個々には始まっていますが、軍事大国アメリカ合衆国が耳を貸さないため進展していません。クラスター爆弾を使用しているのはアメリカ合衆国だけではありませんが、軍事だけでなく政治・経済・食料、あらゆる面で世界ナンバーワンのアメリカ合衆国の一挙手一投足に世界が右往左往させられているのが現状です。
 
 
 アメリカ合衆国の人たちや、9.11同時多発テロの時にニューヨークにいて被害を受けた遺族の人たちは、このテロの手段の非道さを訴えているのをテレビなどでよく見かけます。この方々に、そしてもちろんそれ以外の世界の多くの人々にも、ベトナム戦争でアメリカ画合衆国軍が使用した枯れ葉剤によって「ベトちゃんドクちゃん」が結合状態で生まれてきたこと、そして今日そのふたごのお1人・ドクさんがなくなったことを忘れないでいて欲しいと思います。

投稿者 もりた : 2007年10月06日 15:21 このエントリーを含むはてなブックマーク この記事をクリップ!

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