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2007年06月15日

Interop Tokyo 2007/IMC Tokyo 2007(2)展示会全体、今年の傾向

 昨日も一昨日に続き、幕張メッセで開催されているInterop Tokyo 2007/IMC Tokyo 2007の会場に行ってきました。出かける前にブログのエントリーを書いていて出発が遅れてしまい、事前登録しておいた基調講演(NTT東日本 山田副社長によるNGNの講演)の開始時刻に間に合いませんでした。しかし、かろうじて後半20分間、聴くことが出来ました。
 
 
 今回は、展示会の情報についてご報告したいと思います。展示会とコンファレンス全体を通して、私が感じた今年の傾向は、次の通りです。
 
1.PLCが普及段階に入る予兆が見える
 
 一昨年、昨年は実用前の印象がありましたが、プロバイダ(KDDIひかりOne)によるPLC機器のレンタル開始、機器メーカーからの製品出荷を受けて、既に実用段階に入っていると思います。身の回りで実際に使用している人が増え、不安などが払拭されれば一気に普及しそうな気がします。
 
 
2.NGNに関する展示
 
 NTT東日本のNGNフィールドトライアルの進行に伴い、NTT東日本、NTTコミュニケーションズおよびNTTグループ各社や、NECなどNGNフィールドトライアル参加各社による展示が、見られました。
 私自身、NGNについては未だ詳しくないのですが、そういう者にとって各社ショールームでの展示が参考になると思います。(常設展示)
  ・NOTE(NGN Open Trial Exhibition)(NTTグループ)
  ・NECブロードバンドソリューションセンター(NEC)
 
 
3.IPTVがより具体的になってきた
 
 これは、この展示会に限った話ではなく、ここ1~2年ほどの業界およびユーザ動向全体の中で感じていることです。
 約3年前、大手通信事業者系ISP(OCN、DION、YahooBB)がいわゆるトリプルプレイというサービス体系を整えて、宣伝・顧客獲得活動を行なってきました。光ブロードバンド回線1本で、インターネット接続(Web閲覧、メール)、IP電話、IPTV(映像配信)を享受できるというサービスです。このうちIPTV(IPを利用した映像配信)サービスでは、ISP事業者自らがコンテンツ収集に奔走し、顧客獲得の努力をしていました。
 その後、映像コンテンツ配信分野にさまざまな出自のプレーヤー(事業者)が参入し、バラエティに富んだ新サービスが発生しました。ポータルやISP(Yahoo!動画Biglobeストリームなど)、CGMなど動画共有サービス(YouTube)など、プレーヤー、サービスとも枚挙にいとまがありません。特に2005年4月にサービスを開始した、USENの無料動画配信サービスGyaoのインパクトは非常に大きく、ユーザーおよび関連業界各社のその後の動向に大きな影響を与えたことは周知の通りです。
 
 ところが、ここに来てまた別の動きがあります。一般的にはiPodの動画対応がきっかけかと思いますが、ユーザー自身がIP(インターネット)やHDDレコーダー等を通じて手に入れた動画コンテンツを、iPod(外出先)、テレビ(家庭内リビングルーム)などパソコン以外の機器で見たい、という欲求を満たすための様々な機器です。AppleTVがその代表例です。実はAppleTVのような機器は、LinkPlayer(2003年11月 アイ・オー・データ機器)など以前から製品化されていました。(私も2004年に購入しましたが、ほとんど使用していません。)現在多くの機器メーカーが同様の製品を販売しています。
 またGyao+に代表されるように、映像配信サービスを行なっている事業者側からも、このような機器をユーザーに配布(Gyao+の場合、機器購入費のみ有料、視聴月額無料)してテレビ受像機で簡単に視聴できるサービスが出てきました。
 任天堂のゲーム機Wiiによるインターネット閲覧(Wiiインターネットチャネル)は、家庭用のテレビにつないで簡単にインターネット上の動画が視れるという点では、ユーザーから見れば上記と似たような事例です。
 
 今回のInteropでも、何とかしてリビング・ユーザー(私の勝手な造語です。パソコンなどをあまり使わないユーザー)にインターネット上の動画を見せようという意気込みが、展示の中に散見されました。ホームネットワーク、ホームサーバーなども大きく言えば、IPTVに関連した製品であると思います。
 
 IPTVの他に、HDDレコーダーの普及も家庭内、または個人による映像コンテンツの蓄積に大きく貢献しています。また携帯電話、スマートフォンなどモバイル機器による外出先(屋外)からの動画ダウンロード、閲覧なども、これからの社会や人々の生き方に大きく関与する重要な要素の1つです。これらについては、別の機会があればコメントしたいと思います。
 
 
4.今回からWeb2.0、CGMなどの展示も散見される
 
 今回のInteropでは、「Web2.0パビリオン」、「CGM&サーチマーケティング クラスルーム」などWeb関連の展示もありました。Interopは従来は、ややハードウェア寄りのイベントで、ハードウェアメーカーの視点から新しいユーザ利用方法を提案する展示が多いのですが、ここにもWeb関連サービスが進出してきたことに、時代の流れを感じます。「CGM&サーチマーケティング クラスルーム」では、株式会社サンブリッジmodiphi事業部・エグゼクティブ プロデューサーの小川浩氏も、Feedや小川氏が手掛けている新サービスMODIPHIについて、講演されています。(申し訳ありませんが拝聴していません。)

投稿者 もりた : 2007年06月15日 11:21 このエントリーを含むはてなブックマーク この記事をクリップ!

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