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2007年06月16日

ケーブルテレビショー2007

 今日は教室での仕事(レッスン)を終えた後、東京ビッグサイトで開催されているケーブルテレビショー2007を見に行ってきました。昨日まで開催されていたInterop Tokyo 2007/IMC Tokyo 2007と会期が重なっていたため、最終日、しかも終了1時間前の入場となってしまい短時間しか見ることが出来ませんでした。それでも駈け足で要所を見てまいりました。
 
 展示会場は昨年同様、ハードウェアゾーンとサプライヤーゾーンの2つに分けられていました。
  ・ケーブルテレビ2006(1) 2006年06月14日 IT屋もりたの今時パソコン日記
 
 もっとも会場に入った時は、そういうことを考える余裕も無く、たまたま最初に入ったハードウェアゾーンから見て回りました。残り15分頃にもう一つのゾーンの存在に気付いたため、サプライヤーゾーンはほとんど見ていません。ということで、以下はハードウェアゾーンを見た印象について、ご報告いたします。
 
 
 ざっと見ただけですが、特に印象に残ったのは、松下電器の「マルチルームSTB」と、富士通の「スポットキャスト」です。それぞれついて、下記の2.(2)と6.で簡単に説明します。
 
 そのほかの展示も含め、今年のケーブルテレビショー全体としては、次のような特徴があったような気がします。
 
 
1.アナログ放送からデジタル放送への移行を支援する機器やシステム、サービスなど
 
 既に周知の通り、2011年7月24日に地上アナログ放送とBSアナログ放送が終了し、地上デジタル放送とBSデジタル放送へ完全移行というスケジュールが決まっています。(注:地上アナログ放送終了については認知度が高いと思いますが、BSアナログ放送も同時に終了します。)
 アナログからデジタルへの移行スケジュールを受けて、下記のような支援や製品・サービスなどが展示されていました。
(1) 地上デジタル放送の共同受信施設導入についての受信相談(社団法人 日本CATV技術協会のパンフレット)
 (a) 集合住宅の共同受信施設のデジタル化改修
 (b) (高層ビル、高速道路、鉄塔などによる)電波受信障害を解消するための共同受信施設への地上デジタル放送の導入
(2) 家庭向け対応機器
  アンテナ、セットトップボックスなど ・・・ DXアンテナ、マスプロ電工など
 
 
2.ホームネットワーク
 
 昨日まで開催されていたInterop Tokyo 2007/IMC Tokyo 2007と内容的にも重複しますが、家庭内における映像データの伝送を主な目的とする、いわゆるホームネットワークの分野の製品やシステムの展示も数多くありました。
 
(1) STB
 
 回りくどい言い方をしましたが、早く言えばセットトップボックス(STB:Set Top Box)です。
 
  ・TZ-DCH2800(LAN端子搭載)/TZ-DCH2810(ケーブルモデム内蔵) ・・・ 松下電器産業
  ・(参考出展)DST62 ・・・ マスプロ電工
    特徴は、簡易リモコン(別売)を選択できること。
  ・BD-V700 ・・・ パイオニア
    特徴は、HDD外付型であること。
 
(2) 「マルチルームSTB」 ・・・ 松下電器産業の展示
 
 松下電器のブースでは「マルチルームSTB」という展示を行なっていました。この展示では家庭内の各部屋間のデータ伝送は、c.LINK(テレビ用同軸ケーブル)を使うのですが、メインのSTBを例えばリビングルームに、サブのSTB(クライアントSTB)を各部屋に配置します。必要に応じて映像コンテンツをメインSTBからクライアントSTBに伝送し、視聴するという提案です。メインSTBがサーバー、各部屋のSTBがクライアントという位置づけです。このような考え方、提案は初めて見ました。この展示を見ることが出来ただけでも、この展示会に来た甲斐がありました。
 
 (参考) ・Interop Tokyo 2006(1) 2006年06月07日 IT屋もりたの今時パソコン日記
 
 
3.地方自治体等、地域における情報共有への利用支援
 
 地方自治体における行政サービスの充実のためのシステムの提案がいくつかありました。具体例として、次の事例がありました。
 
 (1) 地域情報化支援システム ・・・ NEC
   テレビ(+楽ビジョン)・パソコン・携帯電話で、地域密着情報を共有
 (2) 双方向告知通信システム「知らせますケン」 ・・・ メディアトーク
 
 
4.新しいテレビ局の誕生
 
 2007年12月1日から、BSデジタルハイビジョン放送が開始されるそうです。(BSアナログハイビジョン放送は、本年(2007年)11月30日終了。ハイビジョンですから、お間違いなく)
 それに伴い、新しいテレビ局が開局し、放送を開始するそうです。
 
 1つが、BS11デジタル(日本BS放送)、もう1つがTwellV(ワールド・ハイビジョン・チャンネル)
 
 ちなみに、2007年12月からのBSデジタル放送のチャンネル割り当ては、次のようになるそうです。
 
 チャンネル1 ・・・ NHK BS-1、 チャンネル2 ・・・ NHK BS-2
 チャンネル3 ・・・ NHK BS-hi、 チャンネル4 ・・・ BS日テレ
 チャンネル5 ・・・ BS朝日、   チャンネル6 ・・・ BS-i
 チャンネル7 ・・・ BSジャパン、 チャンネル8 ・・・ BSフジ
 チャンネル9 ・・・ WOWOW、  チャンネル10 ・・・ スター・チャンネル
 チャンネル11 ・・・ BS11デジタル、 チャンネル12 ・・・ TwellV

 
5.地域放送局(プロ)向け
 
 既存の地方放送局だけでなく、地方自治体、地域コミュニティによる新たな地域放送局を立ち上げる際に、必要となる設備、機材、システムなどの展示もありました。
 
(1) XDCAM MPEG HD422シリーズ ・・・ Sony
  ソニーの放送局向け映像制作・編集用機材XDCAMの新シリーズ。HD(High Definition:高解像度、高精細)映像用ビデオカメラを中心として、映像制作および編集作業全体を支援するシステムの新シリーズ。
(2) HDK-79EX ・・・ 池上通信機
  池上通信機の放送局向けビデオカメラ。
(3) HDTVコーデック MH-2700E/D ・・・ 三菱電機
 
 
6.「スポットキャスト」 ・・・ 富士通
 
 ケーブルテレビとは少し分野が異なるような気がしますが、ちょっと変わったものとして、次の展示がありました。
 
 ・(参考出展)ワンセグコンテンツ配信システム「スポットキャスト」 ・・・ 富士通
 
  ・世界初、微弱電波によるワンセグコンテンツ配信システム「スポットキャスト」を開発(富士通)
 
  ワンセグ携帯電話機の普及しつつある現状にあった、タイムリーな製品だと思いますが、至近距離(2メートル程度?)の範囲にだけ電波を送信するワンセグ送信機と、それを利用したシステムの提案です。
  利用例としては、店舗から数メートルの範囲、又は店内に入ったお客様にだけ、お店や商品・サービスの説明がお客様の携帯電話で視聴していただける、というような利用法です。小さなお店の集客アップや、複合テナントビル、映画館、美術館、駅ターミナル、商店街、イベント会場への利用が、提案されていました。(「スポットキャスト」パンフレットより)
 微弱電波、至近距離に限定することで免許取得を不要なことと、送信機のみであれば小さなお店でも低コストで導入しやすいことで、注目しました。参考出展の段階ですが、製品化されれば一定の需要を獲得できるのではないかと思います。
 
 なお、この製品はInterop Tokyo 2007でも、富士通のブースにて展示されていました。
 
 
--- 関連情報 ---
(1) Interop Tokyo 2006(1) 2006年06月07日 IT屋もりたの今時パソコン日記
(2) ケーブルテレビ2006(1) 2006年06月14日 IT屋もりたの今時パソコン日記

投稿者 もりた : 2007年06月16日 23:59 このエントリーを含むはてなブックマーク この記事をクリップ!

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