« 「Microsoft NPO DAY 2007」(その1) | メイン | ドリームゲートブログ「起業家100人挑戦日記」復活 »

2007年05月16日

「組込みシステム開発技術展」

 東京ビッグサイトで開催されている「第16回 ソフトウェア開発環境展」に行ってきました。リード エグジビション ジャパン株式会社主催のこの展示会は、下記を含め8つの展示会が同時開催され、1つの展示会の入場券で、全部見て回れます。
 
   ・第16回 ソフトウェア開発環境展
   ・第12回 データウェアハウス & CRM EXPO
   ・第10回 組込みシステム開発技術展
   ・第9回 データストレージEXPO
   ・第4回 情報セキュリティEXPO
   ・第2回 RFIDソリューションEXPO
   ・第1回 ダイレクトマーケティングEXPO
   ・Web2.0マーケティングフェア
 
 ソフトウェア開発環境、組込みシステム開発技術といった、エンジニア寄りのテーマから、Web2.0マーケティングまで、非常に幅の広い展示会です。
 今日は2時間強かけて、情報セキュリティEXPOを除く全ての展示会を見て回りました。特に、組込みシステム開発技術展は、約半分の時間(1時間)をかけました。展示スペース的にも、組込みシステム開発技術展が東展示棟4・5・6という広い場所を使用しています。
 
 先ず初めに、私が以前勤めていたアドソル日進株式会社(注1)の展示を見に行きました。
(注1) 私が在籍当時の社名は、日進ソフトウェア株式会社。
 
 展示ブースには昨年同様、エンベデッド・ソリューション事業部の中野晃一さんがいらっしゃいました。昨年8月に会社を訪問させていただいて以来、中野さんとは約9ヶ月ぶりの再会です。
  14年ぶりの再会(IT屋もりたの今時パソコン日記)
  ・古巣訪問(IT屋もりたの今時パソコン日記)

 
 中野さんから簡単に展示について説明していただきました。展示の中からいくつかご紹介します。
 ・802.15.4 無線環境評価システム
   802.15.4という通信規格があるのを初めて知りました。ZigBee Allianceが推進するZigBeeTMという仕様の下位層で使われることが多いようです。(帰社後、インターネットで調べました。)
   このシステムは、ZigBeeTMシステム製品の開発において、製品の性能評価・検証に使用するためのものです。
     ・・・ 詳細資料:http://www.adniss.jp/products/ubiq_sol/zigbeeana.html

 ・人体接触式通信タグ(応用システム)
   RFIDタグ(無線IC)を用いたID認証システムを、入退室管理などに応用する例は、よく見かけます。アドソル日進が展示していたのは、読み取り機にタグをかざさなくてもよいシステムです。ズボンや胸ポケットに入れたまま、認証を行なえるデモを見せていただきました。その秘密は、人体を経由して信号を伝えてしまう、というものでした。新しい発想に感心しました。
 
 
 引き続き、組込みシステム開発環境を見て回りました。次に足を止めたのは、インテルのブースの産業用小型PCの展示でした。
 “産業用の組込みを目的として、小型に特化したコンピュータです。熱量を抑えるため、筐体内に回転する部品は使わない、CPUは低速(600MHz)のものを使用、低速にしては大きなヒートシンク等、様々な工夫が施されています。”
 と説明していただいたのは、株式会社ダックス(DUX)の方でした。“DUX”と聞いて、私が入社当時(1980年)に使用していた、開発マシン(注2)の名前を連想しました。「昔使っていました」と説明員の方に伝えましたが、帰宅してインターネットで調べてみると、あの“DUX”を作っていた会社とは別の会社のようで、とんだ勘違いでした。
(注2) CP/M-80が稼動するマシンとしては、1979年に発売されたPC-8001などが有りました。一般ユーザ向けに発売され、普及したものとしては、日本で最初のパソコンです。しかし、ソフトウェア開発の為に大量に調達するマシンとしては高価でした。そのため、ソフトウェア会社の多く、特にマイクロプロセッサ応用システム開発(日進ソフトウェア㈱では、“小型応用システム”と呼んでいた)では、DUXという開発マシン(一応パソコン?)が使われました。
 
 
 というように、今日は1時間以上、組込みシステムのゾーンを見て回り、久し振りにとても楽しい時間を過ごしました。当事者として、組込みシステムの開発に携わっていない気安さゆえと思います。
 
 ここ最近はWebに関するサービスや仕組みなどと接する機会が多いのですが、たまにはパソコンの画面を通さずに、現実に見て、聞いて、触れて、しゃべって、撮られるのも悪くない、と思います。モノ)とコト)という言い方をしますと、最近は、身の周りにコトばかりが増えてきたように感じます。人はモノへの愛着が本能的に強いような気がします。
 モノコトを、リアル(実世界)とバーチャル(ネットやゲームを通じた仮想世界)と例えても良いかもしれません。IT関連企業のWeb2.0のサービス化の議論においても、サービスの中にリアルとのつながりをいかにして盛り込めるかが、差別化のポイントである、と多くの企業が感じ始めているように思います。2000年前後にも、オールド産業にITを上手く融合させることが、事業復活のカギといわれた時代がありました。
 結論的に申しますと、モノコトは片方より両方がよい、人間はモノコトの両方に好奇心を掻き立てられ、愛着を持つ生き物ではないかと思います。そしてモノコトが融合している製品やサービスが、ベストであると思います。
 (参考) ・「ITアーキテクト」 ~ KDDI 情報システム本部長 繁野 高仁氏の講演から(IT屋もりたの今時パソコン日記)
 
 Web2.0マーケティングフェアでは、どの企業からアクセスしてきたかを分析し、営業活動につなげる、といったアクセス解析の最新トレンドが目立ちます。そのような展示を目的に来場した方にも、組込みシステム開発技術の展示も見ていただきたいと思います。(“組込みシステム”という呼び名が、具体的なモノをイメージしにくいように思います。何か良い呼び名があればいいのでしょうが、思い浮かびません。)
 
 
--- 関連情報 ---
(1) 「ITアーキテクト」 ~ KDDI 情報システム本部長 繁野 高仁氏の講演から 2006年04月03日 IT屋もりたの今時パソコン日記
(2) 14年ぶりの再会 2006年06月29日 IT屋もりたの今時パソコン日記
(3) 古巣訪問 2006年08月13日 IT屋もりたの今時パソコン日記

投稿者 もりた : 2007年05月16日 23:58 このエントリーを含むはてなブックマーク この記事をクリップ!

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.imadokipc.com/mt/mt-tb.cgi/472

コメント

コメントしてください




保存しますか?