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2007年05月25日
「アーカイブス・オンデマンドサービス」が目玉!NHK技研公開2007
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昨日から、NHK技研公開2007が始まりました。東京世田谷区砧にあるNHK放送技術研究所に、さっそく行って来ました。
■ NHK技研公開2007
2007年5月24日(木) ~ 27日(日) NHK放送技術研究所(東京都世田谷区砧)

26日(土)、27日(日)も開催されていますので、ご覧になってはいかがでしょうか。
また、本日25日(金)は研究発表もあります。予約不要で誰でも聴講できます。
13時00分 から 16時40分まで 技研講堂にて [ホームページ]
今回の目玉は、何といっても「アーカイブス・オンデマンドサービス」ではないかと思います。技研公開直前に、ネットメディアを通じて下記のニュースが報じられました。
2007/5/22
・NHKも“YouTube的見逃し需要”に対応?--「NHK技研公開」、5月24日開幕へ(CNET Japan)
・アーカイブス・オンデマンドサービスは有料を予定(INTERNET Watch)
2007/5/23
・インデックスとNHK、携帯電話でテレビ番組をオンデマンド視聴できるアプリ開発へ(CNET Japan)
また、昨年既に発表されていたようです。
2006/11/15
・見逃した番組を楽しめるNHKオンデマンド、2008年内にも開始の見込み(INTERNET Watch)
これらのニュースを見て、長年(3年前から)考えていたことが、現実の姿になって目の前に現れたと感じました。当のNHKさんとしては、“スーパーハイビジョン”がメインと考えていると思いますが、私にとって上記のニュースがあまりにも衝撃的だったため、勝手に“目玉”などと盛り上がっています。
■ 技研公開2007全体について
全部で36の展示があり、次のように分類されています。
・未来のテレビ・新サービス
・作る
・送る
・使う
・放送以外への展開
「アーカイブス・オンデマンドサービス」は、未来のテレビ・新サービスに分類され、会場番号8に展示されています。
なお、入り口では無料のパンフレットの他に、資料が販売されています。(2冊で1,000円)
・平成19年度 技研公開 展示資料(NHK放送技術研究所)
・平成19年度 技研公開 講演・研究発表予稿集(NHK放送技術研究所)
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■ 「アーカイブス・オンデマンドサービス」について
● 「アーカイブス・オンデマンドサービス」とは
さて、いよいよ「アーカイブス・オンデマンドサービス」についてですが、先ず簡単に概要をご説明します。
簡単に言えば、「NHKの過去の番組や映像が、インターネット(パソコン、携帯電話、インターネット対応テレビ)で見ることが出来るようになる」ということです。現時点では、2008年サービス開始を考えているそうです。
イメージとしては、GyaOやYahoo!動画を想像していただければ、近いかと思います。但し、NHKが過去に放送した膨大、かつ良質な番組・映像がコンテンツである、という点を除けばですが。ドキュメンタリー・ドラマ、文化・芸能など、重要で文化的にも価値のある映像を、NHKは数多く保有しています。埼玉県川口市のSKIPシティに、NHKアーカイブスという施設を造って、保管しているほどです。
今までは、「NHKアーカイブス」毎週日曜23時40分、他いくつかの番組で、オンエアーしてきただけでした。今回、これを開放することにしたということです。これはスゴイ!ことです。
かなり昔に放送された番組だけでなく、最近放送された番組もオンデマンドの対象になるそうです。上記のネットニュースの記事では、これを“見逃し“需要と呼んでいます。
例えば、8時15分からの朝のテレビ小説を見逃したけれども、「アーカイブス・オンデマンドサービス」のお陰で見れた、という具合に。
● 展示
「アーカイブス・オンデマンドサービス」は、視聴デバイスとして、パソコンやインターネット対応の大画面テレビ(具体的には、アクトビラ:後述)が想定されております。また、上記のネットニュース記事にもありますように、携帯電話やNGN(Next Generation Network)を活用したIPTVサービスなども、配信先として想定されています。
「アーカイブス・オンデマンドサービス」としては、5つの展示がありました。なお、この展示に関しては、写真撮影が禁止されていました。(遠くからの写真だけ掲載します。)
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■ そのうち3つは、パソコンが対象です。
(1) パソコンブラウザー向けサービス
パソコンのブラウザで、視聴することが出来ます。
(2) パソコン専用アプリ向けサービス
専用アプリケーション・ソフトを通じても、視聴できます。
展示していた専用アプリは、本をめくるようなユーザーインターフェイスでした。電子ブックのようなイメージです。
(3) PC MediaCemter向けサービス
Microsoft社のMedia Centerを使って視聴することも、出来るそうです。
具体的には、Windows XP Media Center Edition 2005、または Windows VistaのWindows Media Centerで使用可能です。
・Windows XP Media Center Edition 2005
・Microsoft Windows Vista: Windows Media Center
■ また、アクトビラ(acTVila)というインターネット対応テレビ向けサービスへもNHKのコンテンツが配信される予定だそうです。
アクトビラ対応テレビを購入し、ブロードバンド回線(光ファイバーやADSL回線。プロバイダはどこでもよい)につなぐと、インターネットが見れます。(パソコンのように、インターネットのどのページも自由に見れるわけではなく、アクトビラがお膳立てしたページのみ=リコメンド型)アクトビラは、2007年2月に静止画サービスを開始していますが、今後動画サービスも開始したい、という計画を持っており、コンテンツプロバイダとしてNHKも加わる、ということです。
■ もう1つ、NGNを活用したIPテレビ・STB(セットトップボックス)向けサービスがあります。
展示会場では、NTTのNGN(次世代ネットワーク)を使用したIPテレビ・STB向けサービスが展示されていました。NGN用STBも、実際に展示されていました。
NGNにつきましては、既にトライアルサービスが始まったそうです。2008年に、本サービスを開始する計画ということです。
・次世代ネットワーク(NGN)フィールドトライアル(NTT東日本)
展示会場にいたNTTの解説員の方によると、NGNを活用した視聴が、他の4つの方法と異なる最も大きな点は、画質だそうです。他の4つが標準画質(SD:Standard Definition)に対して、NGNだけが高精細画質(HD:High Definition)だそうです。
サービスの提供については、どのような方法(NTTグループのプロバイダであるOCNなどで担当するのか、NHKが関与するのか)になるのか、未定だそうです。
個人的な見解ですが、より多くの視聴者、一般ユーザーにとっては、NGNを活用したIPテレビ・STB向けサービス形態が、最も使い易いと思います。パソコンに不慣れな人だけでなく、日常的にパソコンでインターネットを見ている人も含めて、テレビ番組や映像は、大きなテレビ画面で視聴する方が適しているように思います。先ほど申した画質、視聴可能なコンテンツの数、ユーザーインターフェース、料金などによって、視聴者の選択が分かれると思います。
以上、「アーカイブス・オンデマンドサービス」の展示について、ご報告します。
● まとめ
上記のネットニュースの記事にもありますように、有料を考えている点は、必ずしも全てのユーザに歓迎されないかもしれません。また、保管されている全ての番組・映像がサービスの対象となるのか否かなど、まだ不明な点もあります。しかし、放送局と視聴者の関係が、新しい局面に入ったことだけは確かなようです。
--- 関連情報 ---
(1) (昨年の記事) NHK放送技術研究所 技研公開 2006年05月26日 IT屋もりたの今時パソコン日記
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