« 六本木と東京ミッドタウン | メイン | 携帯RSSリーダー ECReal ReaderのPC版リリース »

2007年04月22日

渡辺明竜王VS人工知能ボナンザ

 昨夜放送されたNHK-BS2「運命の一手・渡辺竜王VS.人工知能ボナンザ
注目の将棋」を見て感動しました。
 
 わずか一年で将棋ソフト「ボナンザ」を作成し、コンピュータ将棋大会で優勝
させてしまう東北大学の保木さんという人、その挑戦を受けて途中危ない
場面がありながら、最後に勝ってしまう渡辺竜王、そして渡辺竜王を
「ボナンザ」の挑戦者に指名した日本将棋連盟米長邦雄会長
 私は将棋はルールしかわかりませんが、そんな私でも感動しました。
(番組の演出の影響も大いにあるかもしれませんが)

 
 数年前(番組によると1997年のことだそうです)、IBMのスーパーコンピュータ
ディープブルーがチェスの世界チャンピョンに勝ったというニュースが
流れました。その時言われたことは、将棋は駒の動かし方が1つずつ異なる、
取った駒をもう一度盤上に戻して使うことが出来る、などの理由で
将棋はチェスに比べて遥かに複雑である、そのためコンピュータが
人間に勝つことは未だ未だ難しい、という専門家の論評でした。
 
 確かに上記のチェスの対戦から10年経過して行なわれた、今回の特別対局でも
コンピュータは人間に勝利することは出来ませんでした。あらためてプロ棋士の
実力、ひいては人間の脳のスゴさ、を思い知らされた気がします。
 
 一方「ボナンザ」の開発者である保木邦仁さんは、東北大学の数理化学研究室に
勤務する研究者だそうです。未だ誰もやっていないという理由で、チェスではなく
将棋ソフトの開発を選択したそうです。今までの将棋ソフトの開発ノウハウに
影響されない、新しい方法を「ボナンザ」に採り入れ、コンピュータ将棋大会
優勝後も改良を加えたそうです。(それまでの全幅探索に加えて選択探索も)
 
 この特別対局の話が持ち込まれた時、渡辺明竜王は最初断ったそうです。ここで
将棋連盟の米長会長が主催者に対していろいろ条件を付けてくれて(これは
あくまで遊びなんだ
など)、竜王を説得したようです。もし会長が米長氏以外であったら
この対戦は実現しなかったかも知れません。(もう少し先に延びていた?)
 
 
 コンピュータ(の将棋ソフト)は、計算速度のアップ、過去の対局譜面のデータベース化、
など日々進歩していますが、対する棋士もやはりデータベースを利用して過去の対局を
研究したり、将棋ソフトを使って練習するなど、互いに良い面を利用して進歩している
ように思います。
 野球でもバッティングマシンが出来てバッター有利かと思いきや、相変わらず生身の
ピッチャーの投げる球を打てずにいます。(打率はせいぜい3割~4割)
ピッチャーの方もコンピュータを最大限駆使して、あの手この手と研究するから
でしょう。
 
 そうしてみると、人間的な活動、営みを維持する目的にこそ
コンピュータをもっと駆使して応用出来る分野がたくさんあるのではないか、
と思わせる番組でした。
 
 
--- 関連情報 ---
(1) 渡辺明ブログ 明日、ボナンザ戦テレビ。

投稿者 もりた : 2007年04月22日 14:50 このエントリーを含むはてなブックマーク この記事をクリップ!

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.imadokipc.com/mt/mt-tb.cgi/437

このリストは、次のエントリーを参照しています: 渡辺明竜王VS人工知能ボナンザ:

» コンピュータ将棋優勝ソフト×アマトップクラス 勝つのは? from Ike_rc941@eBet
第17回世界コンピュータ将棋選手権が5月3日から開催されます。5月5日に優勝ソフトが決定された後、優勝ソフトとアマチュアトップクラスの加藤幸男さんによる平... [続きを読む]

トラックバック時刻: 2007年04月22日 14:58

コメント

コメントしてください




保存しますか?