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2007年04月25日
首都大学東京 秋葉原サテライトオフィス・セミナー
昨夜、秋葉原ダイビル5階のカンファレンスフロアで行なわれた、首都大学東京 産学公連携センター主催「秋葉原サテライトオフィス・セミナー 第14回」を聴講しました。
この日は首都大学東京 システムデザイン学部の西谷 隆夫教授と田川 憲男教授によるご講演がありました。
DSP(Digital Signal Processor:デジタル信号処理プロセッサ)開発の第一人者である西谷教授から、オーディオとビデオの信号圧縮(音声・画像符号化)技術という難しいテーマについて、平易な言葉で解説していただきました。
例えばビデオカメラで撮影したビデオを編集してDVD化する場合、そのままでは1枚のDVDに収めきれないため圧縮(エンコード)が必要です。
昨今のWebや携帯電話における動画ブーム、放送のデジタル化(のブーム?)の基礎を支える技術を、長い歴史の中で作ってきていただいたことが、よく理解できました。
ハードディスクレコーダ、携帯音楽プレーヤー(iPodなど)、携帯電話、デジタル放送(地上/BS/CS)、ワンセグ、IPマルチキャストなど、コンテンツを扱うほとんどの製品の基礎技術として不可欠であり、その影響範囲の広さに驚かされます。(特にiPod、iPhone、AppleTVなどアップル社が、その成果を最も上手く利用しているように思えます。)
圧縮にも限界があるため最近の傾向としては、人間の目や耳をどうやってごまかすか、というところに来ているというお話が、とても面白いと思いました。
■ 「画像認識技術の現状と将来」 田川 憲男教授
画像認識というと、銀行のATMや入退室のセキュリティ管理に利用されている生体認証を想像しますが、中味の技術については見当もつかないのが実際です。
田川先生は、統計的推論による画像認識とその手法について、ご説明していただきました。
具体的な事例として、医療現場における超音波画像の解析への応用についても、お話されました。
「最尤推定」など初めて耳にする専門用語も少なくなく、正直なところ難しすぎてよく理解できませんでした。ちなみに「尤」は“もっとも”と読み、「最尤」は“"さいゆう” と読むそうです。
おそらく次のようなことを説明していただいたと解釈しています。
画像の解析(認識)においても、全データを原則通り解析するのではなく、解析結果を確率的に推定してから解析処理する(統計的推論による解析・認識)という手法を採ることが有効な場合がある。
せっかく長時間の講義を受けながら、この程度しか理解できていないことに申し訳なさを感じます。
新しい試みに情熱を燃やして取組んでいらっしゃる、ことだけはわかりました。(本当にすみません。)
■ 懇親会
セミナー終了後、お2人の先生を囲んで懇親会が催されました。
このセミナーを主催された首都大学東京 産学公連携センターは、その名の通り大学、企業、行政の連携を図ることを目的として設定されています。
同センターのパンフレットの表紙には、
「大学の研究成果を身近なものに 産学公連携」
という言葉がタイトルとして書かれています。
「産学公連携センター」のような組織を設置している大学は、他に例がないのではないかと思います。また同センターには「コーディネーター」という方がいらっしゃって、文字通り産・学・公の事業等連携のコーディネートに尽力されている、ということもこの大学だけのユニークな試みではないか、と思います。
他の大学や専門学校なども真似をしていただきたいと思います。
また、教育機関に限らず、中央省庁をはじめ都道府県、市区町村、特殊法人など公的機関はその活動を人々の身近な生活に活かす努力をすべきである、と考えます。首都大学東京の試みを、これら多くの公的機関がぜひ見習っていただきたいと思います。
--- 関連情報 ---
(1) 首都大学東京 産学公連携センター
(2) 首都大学東京
(3) 首都大学東京 オープンユニバーシティ
(4) 産学連携、未来のデザイン:秋葉原フォーラム2007(その1) 2007年3月22日 IT屋もりたの今時パソコン日記
(5) 産学連携、未来のデザイン:秋葉原フォーラム2007(その2) 2007年3月23日 IT屋もりたの今時パソコン日記
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