« 「フィードビジネス・サミット vol.6」(1)サマリー | メイン | 温家宝・中国首相 日本の国会で演説 »
2007年04月12日
「フィードビジネス・サミット vol.6」(2)小川浩氏の講演
昨日開催された「フィードビジネス・サミット vol.6」の中から
株式会社サンブリッジ i-クリエイティブディレクター 小川 浩氏
の講演の内容をご紹介します。
(参考) 「フィードビジネス・サミット vol.6」(1)サマリー 2007年4月11日 IT屋もりたの今時パソコン日記
■ 基調講演2
講演タイトル「日本にedge feeder/aggregatorは出現するか」
● 始まりは、現在の“検索”(例えばGoogleの検索)は完璧ではない
という話からスタートしました。
「小川浩」というキーワードをGoogleで地図検索すると、
犬山市大字羽黒新田の「小川浩」氏が1位に、東大阪市大蓮の
「小川浩ブリキ店」が2位に表示され、今目の前で講演されている
「小川浩」氏は4位以内に表示されません。(ウェブ検索、イメージ検索、
ニュース検索では、講師である「小川浩」氏の情報が表示されます。)
どうすれば「小川浩」氏の情報が検索できるか、どういうキーワードなら
検索結果に正しい「小川浩」氏の情報が表示されるか、という問題
です。
● 次にマーケティングにおいて昔からよく引用される「AIDMA」の法則が、
インターネット時代を迎えた今日では「AISAS」に置き換えられている
というお話に続きました。このお話については、以前のエントリを
参照ください。
・News2u ビジネスセミナー「Web2.0 ビジネスの基本戦略」 2006年9月15日 IT屋もりたの今時パソコン日記
5段階のうちA(Attension)とI(Interest)は両者で共通しており、
Attention(注意)とInterest(関心)をいかにして発生させるか、
というところに問題の力点が移ったということです。
● ここでFeedの技術的な説明があり、Feed登場移行のユーザの
行動変化に説明が及びました。
「情報の発生から伝達・収束に至る推移のし方」がFeedと従来の
Webとの間でどのように異なるか、図で説明していただきました。
従来のWebが、情報の発生から徐々に上昇し、やがてピークを迎え、
その後ふたたび徐々に収束していく(山なりのカーブを描く)のに
対し、Feedは情報の発生と同時にピークを迎え、その後急激に
下降し、その後はゆるやかに収束していく(ロングテールの説明で
よく使われるものと同様のカーブを描く)ことを、示されました。
「AISAS」のAIの部分をFeedが、SASの部分を従来のWebが
担うのではないか、というご説明がありました。
小川氏の的確でするどい分析に基づく、このような説明をお聞き
するにつけ、たくさんのことを毎回お教えていただいています。
● 次は、ここまでのお話を受けて「AISAS」のAIの部分を発生させる手段として、
Blogなどのアプリケーションに依存しないでFeedを生成する、
というアプローチに関する説明です。
例えばブログやWebサイトを持たない人が、YouTubeにコンテンツを
アップロードし、それを他の人がブログに貼り付けるといったことが
行なわれており、上記の一つの例ということです。
Vimio、flickr、del.icio.usでも同様の例をみることができる
ということです。
またBlogやWebサイトを前提としないサービスも実際に存在し、
FEED XSやedgeioというサービスが既にあるそうです。
● 実は小川氏が現在取組んでいるのは、まさにそのようなサービス
で、先ごろ発表されたmodiphiというサービスがそれです。
・modiphi
・BlogなしでRSS Feedを生成するmodiphiを発表 - Speed Feed [ITmedia オルタナティブ・ブログ]
・サンブリッジ、EIR(客員起業家)制度によるWeb2.0プロ ジェクトを始動(株式会社サンブリッジ プレスリリース)
・modiphi BlogなしでRSS情報を生成するサービス 2007年03月17日 IT屋もりたの今時パソコン日記
● 最後に「modiphiはBlogとは何処が違うのか?」について説明
されました。非常に重要なお話でした。
Blogというツールは、記事の投稿を簡単に行なえるようにし、
その結果HTMLファイルをたくさん生成できるため、
SEO的にも効果が大きい、というメリットをもたらしました。
しかしRSSファイル(Feed)を1つしか生成しません!
それに対してmodiphiでは、Feedをいくつでも生成することが
出来る、ということが最大の相違点ということです。
例えばブログのカテゴリ毎(例:“趣味”、“仕事”、“恋愛”、
“社会” etc.)にFeedを生成することが可能ということです。
以上、小川浩氏の講演について、ご紹介しました。
他の講演、プレゼンなどにつきましては、別のエントリでご紹介
したいと思います。
--- 関連情報 ---
(1) 「フィードビジネス・サミット vol.6」(1)サマリー 2007年4月11日 IT屋もりたの今時パソコン日記
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.imadokipc.com/mt/mt-tb.cgi/423