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2007年03月23日

産学連携、未来のデザイン:秋葉原フォーラム2007(その2)

 産学連携、未来のデザイン:秋葉原フォーラム2007(その1)の続編
です。
 
■ 基調講演(続き:城戸真亜子さんのコメント)
 
 城戸真亜子さんとワークライフバランス社長小室淑恵さんによる
基調講演(対談)の最後で、小室さんからの
「これから作っていきたいものは?」
という質問に対する、城戸さんの答えが印象的でした。

 
  今の日本では、インスタント的なもの 便利なもの 速いもの
 という方向に(みんなの)気持ちが行っていて、デザインも
 そういうものが多かった(ような気がする)。
 
  50年、100年先まで残るデザインを目指したい

 
とおっしゃっていました。
 
 さらに
 
  その時、スゴい、いいと思うだけでなく
 そこに居ることが自分にとって気持ちいい(、というようなもの)
 
  いいデザインというのは、環境作りではないか、と思う。
 
  先ずデザインありきではなく、人が中心に有る。
 
  人間性を高めてくれるようなデザインのものを作っていきたい

 
 また
 
  人間として生きていく以上、楽しくないとつまらない、と思う
 
  人生が成功/失敗、勝ちか負けかだけだったら、負ける人のほうが
 絶対多いにきまっているし、自分の余生はつまらない、では損。
 
  自分(城戸さん)が絵を描くことが、(人々の)生活の中に還元されて
 ちょっとでも気持ちが和む環境を作っていけたら
、と思う。

 
 
 城戸さんのお考えとともに、お人柄が表れた言葉だと思います。
 
 特に“(人々の)生活の中に還元されて
 ちょっとでも気持ちが和む環境を作っていけたら
”という考え方に、
共感します。
 どの分野の仕事にも通じると思いますが、
自分の仕事の専門性を高めることと、それを普通の人の生活に役立てること
両方を常に忘れずに仕事をすることが
大事である、と思います。
 これを忘れてしまっては、浮世離れ、象牙の塔と呼ばれて、
どうしようもなくなってしまいますから。
 (参考) 場違いな会合 2005年12月10日 IT屋もりたの今時パソコン日記
 
 
■ パネルディスカッション「未来のデザイン、新しい価値」
 
 さて、秋葉原フォーラム2007のプログラムでは、この後
城戸さん、小室さんに、次の2名のゲストを加えて
「未来のデザイン、新しい価値」というテーマで
パネルディスカッションが行なわれました。
 
 株式会社ZMP 代表取締役社長  谷口 恒氏

 首都大学東京 システムデザイン学部 教授  福田 哲夫氏
 
 
 ZMPの谷口社長は、教育とエンターテインメントのための
ロボットを作っているということで、今回もmiuroという
ロボット(ROBOT × MUSIC で miuro)のデモを
見せていただきました。
 議論の中で「インドや中国に仕事がどんどん出て行く中で
日本の会社は何をしなければいけないか?」と尋ねられて
 
  見えないもの
   いろいろなこと(遊び)をやらないといけない
   脳科学・心理学
  
   ファッション界・文化人との交流

  こういう次元のもの、感覚が新しい価値を生む
 
 と語られたことに、谷口社長の真摯な姿勢・お人柄を
感じました。
 
 
 首都大学東京・教授のの福田哲夫氏はデザインの専門家
として数々の仕事をされてきたそうです。
 特に新幹線の車体の設計、トンネルに入る時と出る時の
騒音をいかに軽減するか、を工夫されたことなどを
お話いただきました。
 また
  ・安全(エンジニアリング)から安心(デザイン)へ
  ・見えるもの(形態、色形=視覚)から
   見えないもの(聴覚、臭覚)
  ・お金持ちから時間持ち
という具合にとても判りやすい説明をしていただきました。
 
 やはり実際に多くの仕事を経験されて来た方の説明は
判り易く、説得力があると思いました。このような方
実践の最先端を知っている方こそ、教育に当たるべき
と、常々思っていました。
 上で述べた“専門性を磨く”ことと“人々の生活”と乖離しないこと
と、同じ話です。
 
 私が言うのも変ですが、今回のフォーラムの人選は非常に
良かったと思っています。来年またこのフォーラムが開かれる
とするならば、もう一度同じメンバをお呼びしていただければ
と思います。
 
 
■ オープンユニバーシティ
 
 配布された資料の中に
 「首都大学東京 オープンユニバーシティ講座案内」
が入っていました。

  ・首都大学東京 オープンユニバーシティ
 
 生活や仕事に結びつく講座が多数用意されています。
 
 (例)
  ・50歳から差をつけるための資産運用術
  ・DebianGNU/Linuxのインストール
 
 またこのような実践的なことを教えられるすばらしい
先生がここ東京にたくさんいらっしゃることを、
いままで考えてもいませんでした。
 機会があれば利用したいと思います。
 
  
  
  (産学連携、未来のデザイン:秋葉原フォーラム2007(その1)に戻る)
 
                      テクノラティ タグ:
 
 
--- 関連情報 ---
(1) 首都大学東京
(2) 首都大学東京 オープンユニバーシティ
(3) 城戸真亜子氏関連情報(Google検索結果)
(4) ワークライフバランス
(5) ZMP INC.
(6) 福田哲夫氏関連情報(Google検索結果)
(7) 産学連携、未来のデザイン:秋葉原フォーラム2007(その1) 2007年3月22日 IT屋もりたの今時パソコン日記

投稿者 もりた : 2007年03月23日 02:25 このエントリーを含むはてなブックマーク この記事をクリップ!

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