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2006年07月26日

企業向けパソコン講座に関する一考察(1)

 企業向けのパソコン講座を企画・立案している会社の社長さんから、
新しい講座の企画・立案に関してアドバイスを求められました。
 
 ある講習会の席で同席し、パソコン教習についてお話したことを
憶えていて、お声を掛けて下さいました。
 今月の初めに続き、昨日お会いして来ました。
 
 
■ 新しい企画・プランを求めて
 
  社長が私に相談を持ちかけて頂いたのは、従来のパソコン講座の
 プランでは、今の時代にそぐわないと感じているからではないか

 と思いました。
 
  そこで先ずその点から、私の日頃感じていることをお話させて
 いただきました。

  はじめは、「パソコン教室(業者)と受講者(ユーザ)との間にある
 需給のミス・マッチ」について、
  次に、「ビジネス(会社、商店など)にとってインターネットの利用は
 あたり前」ということを、お話しました。
  
  そこで、このブログでも2回に分けてこのお話を掲載したいと思います。
  
  
【1】パソコン教室(業者)と受講者(ユーザ)との間にある需給のミス・マッチ
  
   パソコン教室などパソコン教習事業者と受講者との間には、
  需要と供給のミス・マッチがあるのではないか、と考えています。
  
  1.パソコン教習に対する需要そのものが減少
  
    あくまで需要の絶対数ではなく、需要と供給の相対比という意味で
   パソコンを有料で教わるという必要性(需要)が、
   10数年前に比べて減少しているのではないか、と思います。
   
    そのように考える理由は2つあります。
    
   (1)パソコンの普及に伴うパソコン知識の一般化
   
      10数年前と比べてパソコンの台数が増えてパソコンに関する知識も
     一般化しました。
      つまり、パソコンに詳しい人が増え、パソコンに関する情報も入手
     し易くなりました。(書籍、インターネット等から)
     
      例えばパソコン経験の短い人が会社に就職し、パソコンについて
     質問したとしても、特に難問でなければ周囲の社員の誰もが回答できる、
     現在はそういう状況になっている会社が多いと思います。
     
   (2)インターネットの普及によりパソコン操作が簡単になった
   
      約10年前に始まったインターネットの普及をきっかけとして、
     その前後でパソコン操作を習得する際の技術的な障壁(ハードル)が
     下がったように思います。
     
      以前は、ワープロ、表計算、データベース、業務(会計、売上管理、
     在庫管理)、各業種専用アプリ(工程管理、品質管理、製品検査、等々)
     を段階を踏んで、確実に習得する必要がありました。
     
      特に業務面パソコン操作面を一体のものとして併せて身につけないと
     実務の役に立たなかった
ように、思います。
     
      ところが、インターネット利用普及以後は、
     各業種専用アプリを中心に、操作がブラウザ基本操作統一されました。
      そのため、パソコン操作面の習得の負担が減り、業務面の習得に神経を
     集中できるようになった、と思っています。
  
  2.受講者のニーズにパソコン教室は応えられない
 
    どこの業界にもあることですが、パソコン教習事業の業界も顧客(受講者)
   のニーズに応えていません。
    正確には、応えることが出来ない、というのが正しいのかも知れません。
  
   (1)ユーザのニーズが時代と共に、ドンドン先に行ってしまう
  
      例えばここ数年のサラリーマン、OLを考えた場合、
     ITに関する個人的な関心事は、次の様なサービスに移っています。
     
     少し前なら
      ・ブログ、SNS(mixiGREEなど)などCGMと呼ばれる
       メディア化したサービス
      ・ポッド・キャスティングやビデオ・ポッドキャスト
      ・Gyao
     最近では
      ・Web2.0(これは流行語として、言葉だけですが)
      ・YouTube
     
   (2)旧態依然としたパソコン教室のカリキュラム
   
      (1)で述べた受講者のニーズがドンドン先に進んで行くことと
      反比例するかのように、多くのパソコン教室は旧態依然とした
      カリキュラムに基づいたレッスンを続けています。
      (私共も例外ではないという危機感と伴に、この記事を書いています。)
      
       カリキュラムは、大手パソコン教室チェーンのものと、私共のような
      一軒家のパソコン教室のものとの2つに大別されるようです。
      
       大手は資格取得中心(一辺倒?)、私共一軒家は次の様な順番で
      教えている教室がほとんどではないかと思います。
      
       パソコン基礎(マウスの使い方、日本語入力)に始まって
      Word、Excel、インターネット(ホームページ閲覧)、メール、
      デジカメ、年賀状作成、ホームページ作成
      
      (1)のユーザのニーズの移り変わりの度合いと比べて、その乖離(かいり)の
      状態
はあまりにも極端すぎるように、思います。
      
      
    決してWord、Excel、年賀状作成などの教習に対するニーズが無くなった
   とは考えていません。
    従来からのニーズに加えて、少しずつ新しいニーズが増えているのだと
   考えています。
 
    受講者の側に次から次へと新しいニーズが生まれてきているにも拘らず
   業者側が対応できていないことへの危機感を、強く感じています。

  
  
  この続きは
   【2】ビジネス(会社、商店など)にとってインターネットの利用はあたり前
  と題して、次回掲載したいと思います。

投稿者 もりた : 2006年07月26日 22:27 このエントリーを含むはてなブックマーク この記事をクリップ!

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