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2006年07月15日

Movable Typeの管理画面から勝手にログアウトされる

 教室でホームページ制作を受講され、自社のホームページをご自身で作成された
お客様から、相談をお受けしました。

 Movable Typeにログインして、何か操作を行うと操作1アクション毎に
ログイン画面に戻ってしまう、ということでした。
 パソコンを複数台お使いになっており、1台のみ上記の状況で、他のPCは
問題ない、という内容でした。

 
● 書評の執筆にMovable Typeを利用

  そのお客様は本がお好きで、自社のホームページにビジネスやビジネス以外の
 本の書評を、たくさん書いていらっしゃいます。

  当初は書評もホームページ作成ソフトを使用して作成していたのですが
 煩雑なため、書評部分をホームページ本体とは切り離して作成したい、
 という希望を持っておられました。
  具体的には、書評部分をMovableTypeを用いて作成し、ホームページ本体から
 リンクする、という方法です。
 
 
● ホームページ本体と書評の制作をご夫婦で分担

  ホームページ作成ソフトによる自社ホームページの制作は従来から奥様が
 担当されていらっしゃったのですが、書評部分はCMS化(Movable Typeによる
 執筆)をきっかけに、今回からご主人が担当することになったということです。
 
  そこでさっそくカテゴリーの作成から始めてみると、ご主人の使用している
 パソコンで冒頭に述べた不具合が発覚したようです。
  奥様のパソコンで試してみると問題なく使用できる、というところまで
 切り分けたところで、私どもにご相談いただいたという経緯のようです。
 
 
● 原因が推測できる場合と出来ない場合
 
  実はご相談を受けたのが2週間以上前のことになります。
  
  当初、原因がまったく想像できなかったため、調査してから対策に当たる旨
 お伝えしておりました。
  その後体調不良などもあり、2週間以上お待たせしてしまいました。

  トラブルのご相談を受けた場合、最初に原因がいくつか思い浮かぶ場合と
 そうでない場合があります。
  通常は推測出来る場合の方が多いように思います。(そのような場合しか
 仕事をお受けしていないのかもしれませんが)
  今回のようにまったく想像できない場合は、過去の経験、インターネット、
 書籍、同業者からの情報の順に似た事例を検索(調査)してから、
 対策のフェーズに入ります。
 
  今回は私どもの都合により長期間お待たせしてしまったため、事前の調査不足で
 原因(またはその候補)を挙げられないまま、現地(お客様の会社)訪問という
 手段を採らせていただきました。(現地にて調査、および対策を実施)
 
 
● 原因はクッキー
 
  ということで、本日午前中の訪問になりました。
 
  先ずお客様ご自身にいつも通りの操作をして頂き、不具合の状況を確認させて
 頂きました。なるほど、Movable Typeで何か操作するたびにログアウトして
 しまいます。
  
  次は私の仕事になるのですが、先ず原因の調査から始めなければなりません。

  最初はネットワーク回りの設定、セキュリティ関係(特にアドウェアの感染)
 などを疑い、調べていきました。
  次に、起動時に表示されたハードウェア関係の警告(オーディオデバイスの
 ドライバソフトがWindowsに正しく認識されていない)をきっかけに、
 最新のドライバソフトに更新しました。
 
  いずれも、冒頭の不具合の原因ではありませんでした。
  
  結論として原因は、クッキーに関するブラウザの設定でした。
  お客様のパソコンの設定は、「すべてのクッキーをブロックする」になって
 いました。
  Movable Typeでは状態の遷移にクッキーを利用するため、クッキーを利用できる
 ようにブラウザーの設定を変更する必要があるようです。
 
 
● 仕事は基本的な手順を踏むことが重要
 
  お客様の会社を訪問して、原因を特定するまでに約1時間を要してしまい
 ました。
  
  作業終了後、自店に戻りインターネットで検索(注1)してみると、すぐに
 原因を予想させる情報に遭遇しました。
 (注1) Googleのキーワード「MovableType ログアウト」で検索する
 
  今回は事前の調査という手順を抜いたことが、原因特定に時間を要した要因
 です。事前に僅か5分調べていれば、現場(お客様の会社)での作業は大きく
 短縮できたように思います。
 
  今回のケースとは異なりますが、調査に予想外の時間がかる場合もあり、
 調査時間がある限度を超えたら、現場の調査に切り替えた方がよい場合もあり、
 ケースバイケースの判断が求められます。
 
  仕事は基本的な手順を踏むことが重要
  
 という当たり前のことを再認識させていただいた事例です。
 (そのためにお客様には、大変な犠牲を強いる結果となり、この場をかりて
  お詫び申し上げます。)

投稿者 もりた : 2006年07月15日 16:42 このエントリーを含むはてなブックマーク この記事をクリップ!

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