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2006年07月12日
LotusDay 2006
今日(7月12日)と明日(13日)の2日間、東京・六本木アカデミーヒルズ40Fで
日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBMと記述します)主催セミナー
LotusDay 2006 が開催されています。
1日目の今日、セミナーと展示を見に行ってきました。
■ Lotusについて
Lotusといえばもちろん
初めての本格的なパソコン用表計算ソフト Lotus 1-2-3で成功した企業
です。
パソコンの特性を最大限に引き出したソフトで、いわゆるパソコンのキラー
アプリケーションの走りとなったソフトです。
その後、マイクロソフトのExcelにシェアを奪われ、1995年にIBM社に買収され
ました。
現在はIBM社のソフトウェア部門の一事業になっており、日本でも日本IBMの
ソフトウェアの一事業になっています。
■ 今回着目した展示および製品・サービス
今回のセミナーおよび展示で注目したものを、列挙します。
日本IBMの製品・サービスでは
・Lotus Notes/Domino 7
・WebSphere Portal
・Workplace Managed Client をはじめとするリッチクライアント製品
・Secured Lotus Notes Stick(参考出展)
また、協力企業の製品・サービスとして
・ウィルコムと大塚商会との協業による
W-ZERO3とIBMミドルウェアを使ったソリューション
等がありました。
その中から、「Secured Lotus Notes Stick(参考出展)」について
ご紹介します。
■ Secured Lotus Notes Stick(参考出展)
参考出展として日本IBM展示ブースの端に展示されています。
USBメモリーの中にNotesアプリとセキュリティシステムが入っています。
このメモリをPCに挿入すると、そのPCはNotesクライアントとして
振る舞い、取り外すとPCには作業データは残っていないということです。
情報漏洩防止などセキュリティ対策の上で有効な製品です。
これと少し似たコンセプトの製品を思い出しました。
LinuxWorld Expo/Tokyo2006において、㈱日立情報制御ソリューションズ
山本 仁氏による「組込みLinuxソリューション」のセミナーを拝聴しました。
Windows Terminal Serverなどサーバーベースコンピューティング用の
シン・クライアント向けに、ルネサステクノロジ社のXMCカードと呼ばれる
メモリカードを用いたUSB認証デバイスの開発事例についてお話されていました。
メモリカードの中にOS(Linux)をはじめとするソフトと個人情報データを
入れておき、このメモリカードからブート(システムを起動)するというもの
でした。
Notes StickはPCを起動したままメモリを抜き差ししますので、
日立のシステムとはかなり違いますが、
PCを単なるシステム(LinuxやLotus Notes)起動のための踏み台としている点で
かろうじて、似ていると感じた次第です。
LotusDay 2006の東京での開催は明日(7月13日)までです。当日受付も行なわれる
ようですので、ぜひ参加することをお勧めします。
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