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2006年06月16日
ミクシィのビジネス利用価値について
3万ドル倶楽部の6月例会が、NEC PCカレッジ西武池袋校を
会場として行なわれました。
本日講演予定の陶器のお店 和食器益子焼販売 ~樂raku~の
店主 関口睦海(むつみ)様が急病のため、鈴木大吉先生が
最近のネット事情について講義されました。
Web2.0と呼ばれる新しい動きについて、具体的にサイトを参照しながら
説明していただきました。
flickr、amazlet、Wikipedia、Gawker Stalker、
Googleによる表計算Webアプリケーションや無線LAN参入の話題、等々。
最後にミクシィ(以下mixiと表記します)についての、ご説明がありました。
■ mixiのビジネス利用効果
先生のご説明の後、参加したメンバからmixiについての質問が集中しました。
そのやり取りを参考にして、私なりの考えを整理してお伝えしたい
と思います。
● mixiは招待制である
mixiはSNS(Social Networking Site)と呼ばれるWebサイトの1つで
株式会社ミクシィが運営しているサービスです。
新しい友人関係をコンピュータ・ネットワークの中で作ることをコンセプト
として作られたサービスです。
SNSとしては誰でもが自由に参加できるサービスと、既に参加している
人からの招待がないと参加できないサービスがあり、
mixiは後者にあたります。
● mixiは新しい友人関係を作るためのコミュニケーション・ツール
上でも述べましたが、mixiのようなSNSは、新しい友人関係を作る
ためのコミュニケーション・ツールです。
mixiの中で、すぐ近くの会社に勤める同年代の友人を発見し、
リアルの世界でのつき合いに発展したり、
同じミュージシャンのファン同志がネットの中で自由に意見交換し
たまにはオフラインで会ったりという使い方が可能です。
そのために日記、フォトアルバム、ミュージック、おすすめのレビューと
いった個人を表現するためのツールや
メッセージ、コミュニティなどコミュニケーションのためのツールが
用意されています。
また、新しい友人関係の構築だけでなく、
例えば中学時代の同級生を見つけたり、
昔からの知り合いで、ずっと近所に住んでいながら話す機会が無かった
人どうしが、mixiでの再会をきっかけに、もう1度リアルの世界での
つき合いが始まる、という可能性もあると思います。
個人的には、私の住む地域の元農家の人どうしのコミュニケーションに
利用してみたい、と思っています。
● 個人情報は項目ごとに公開/非公開を選択できる
今日の3万ドル倶楽部でのディスカッションの中で、次のような例が
紹介されました。
家族全員がmixiに加入し、日記や写真を見せ合ったり、交換したり
している。遠く離れて暮らしている家族でも、個人情報の公開範囲を
限定することにより、クローズドな使い方をしている。
上記の例で判るように、mixiでは情報の公開範囲を次の中から
選択することが出来ます。これらは項目ごとに設定可能です。
・非公開
・友人まで公開
・友人の友人までに公開
・全体に公開
● mixiのコミュニティ機能のビジネス的効用について
最後に、次の様な質問が出されました。
mixiの中に「3万ドル倶楽部」というコミュニティを作った場合
(実際、既に鈴木大吉先生が作られています)、
ビジネス上(マーケティング上)、GoogleやYahooに対する
SEO対策と同様の、あるいは同じ程度の効果があるのだろうか。
非常に難しい質問です!私も含めて、3万ドル倶楽部の
メンバどうしで質問と回答し合う形となりました。
整理すると次の様なことだったと思います。
難し過ぎるので、質問の内容を分けてみました。
質問① mixiの中に作成したコミュニティをGoogleやYahooの検索で
ヒットするのか。mixiに登録していない人には、その存在すら
知られないのではないか?
回答① 上記の質問に対する回答は、後者です。
GoogleやYahooの検索では、mixiのコミュニティはヒットしない。
この質問は、mixiと普通のホームページ、ブログとの違いに
ついての疑問ではないか、と思います。
機能・サービス面と技術面、それぞれの説明が必要である
と思います。
そこで
質問② mixiと、mixi以外のホームページやブログとは何が違うのか
回答②(機能・サービス面)
機能・サービス面では、普通のホームページやブログと
mixiとは、その目的が異なります。
mixiは上記でも述べたように、コミュニケーションを目的として
特化された仕組みです。
一般のホームページでも目的によっては、mixiのようなクローズド
(閉じた)ホームページを作ることも可能ですが、基本的には
オープン(隠すことが難しい)のです。
回答②(技術面)
技術面での両者違いを、2つ挙げたいと思います。
1つは、ホームページやブログでは、ホームページを見たい人が
リンク(マウスカーソルが手の形になる場所)をクリックする時に、
HTMLファイルや画像ファイルは既にサーバ上に存在しています。
(当たり前のようですが)
mixiでは、例えばマイミクシィ一覧の友人を見たり、
マイミクシィ最新日記を見る場合、
マウスをクリックしてからHTMLファイルが作られるのです。
(つまりmixiではHTMLを動的に生成していると言いたいのです。
申し訳けございませんが、これは私の推測です。)
従って、GoogleやYahooの検索にはヒットしない、というのが私の
考えです。
もう1つの違いは、認証の有無です。
mixiのサービスを利用するためには、予め登録を行い、利用の都度
ログインという操作を通して認証(会員であることの証明)を受けなければ
なりません。
一般のホームページやブログでは、認証の仕組みを設置する
ことは、通常はしません。特別に会員専用ページを作りたい場合は
別ですが。
以上の質問・回答を踏まえた上で、最初の質問に戻ると
質問③ mixiのコミュニティ機能は、ビジネス的、マーケティング的に
SEO対策と同様の、あるいは同じ程度の効果はあるのか?
回答③ 現時点では無い、正確には不可能と思われます。
・SEO対策と同様の効果を得ることは、上記の回答①、②の理由により
不可能と思われます。
・SEO対策と同じ程度の効果を得ることも、現時点では不可能と
思います。
しかし、mixiの会員数が増加すれば、mixi内でコミュニティの認知度や
評価・人気度を上げることにより、マーケティング的な効果も期待できる
のではないかと思います。
また消極的な方法ですが、mixiのニックネームをホームページやブログの
中(プロフィール等)に書いておく、だけでも多少の効果はあるかも
しれません。(ホームページやブログで本名を公開している場合は
mixiに登録していることを書いておくだけでも、よいと思います。)
■ 新しいSNSサービスの登場に期待する
繰り返しになりますが、私の住む地域のコミュニケーションの道具として
mixiを利用してみたい、思っています。
サラリーマンなど経験したことが無い人が大多数ですから、mixiをそのまま
利用するには限界があるように思います。
これからは、地域や職域、家族、IT習熟度の違いなど、コミュニティの属性に
合わせたサービスの登場が期待されるように思います。
そのようなサービスを開発するために、今流行(はやり)のオープンソースの技術が
駆使されるものと思われます。
私どもIT屋もりたは、そのようなサービスの開発そのものに関わる可能性は
現時点ではありませんが、サービス普及のために役割を果たしていきたいと
考えております。
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