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2006年06月01日

LinuxWorld Expo/Tokyo2006

 東京・有明 ビッグサイトにLinuxWorldを見に行ってきました。
東京ビッグサイト玄関前のLinuxWorld Expo/Tokyo2006の看板

 
■ 展示全体の印象

  今回のLinuxWorldは、展示会の副題(注1)にもあるように
 OSSOpen Source Software:オープン・ソース・ソフトウェア)
 をテーマとした展示が目立ちました。

 (注1) LinuxWorld Expo/Tokyo2006 の副題(サブテーマ)は
   「Linux/オープンソースソフトウェアの無限の可能性!」
   です。

 ● Apache、Sendmail、Sambaといった今や古典ともいえる
  ソフトから、MySQL、PostgreSQLなどデータベースソフト、
  Tomcat、JBossなど比較的新しい()ソフトまで
  多くのソフトの名前が、各ブースのミニ・セミナーの中で
  飛び交います。

 ● 特に企業の基幹業務へのOSS採用を支援するサポート・サービスの
  提案が目立ちました。

   例えばNECのブースでは、
   「エンタープライズLinux ソリューション for MC
   というタイトルで、ミニ・セミナーが開催されていました。

   "MC"は"ミッション・クリティカル"の略で、
   直訳すれば"危険な任務"ですが、
   転じて"故障しない"、"業務が止まらない"、つまり
   「メインフレームと同等の堅牢性(けんろうせい)をオープンシステムで実現している
   ことを表しているのだそうです。(同社パンフレットより引用)

 ● Linuxが最も利用されている分野は、Webサーバをはじめとする
  サーバ市場ですが、
  もう1つの利用分野である「組み込みLinux」に関する展示も
  目を引きました。
 
 
■ IT関連テクノロジーのメインストリームの変遷

  時々このブログでも述べていますが、私がコンピュータソフトウェア業界に
 入ったのは1980(昭和55)年です。

  当時はOAOffice Automation:オフィス・オートメーション)全盛の
 時代でした。
  ビジネスショーやエレクトロニクスショーといった展示会では
 日本の主要なコンピュータメーカが、オフコン(オフィス・コンピュータ)を
 中心としたOAシステムの製品を競っていました。

  先日見に行ったビジネスショーでは、コンピュータシステムの出展が
 ほとんど見られず、事務に関する展示会に様変わりしていたのに対し、
 LinuxWorldは、主要コンピュータメーカが、LinuxをはじめOSSといった
 ソフトウェアサポート・サービスなどハードウェア以外の分野で
 技術を競い合っている
様子を見るにつけ、
 現在の技術のメイン・ストリームがWebを中心としたソフトウェアやサービスの
 分野にシフトした
ことを強く実感しました。
 
  そんな中、Novell®Stratus®といった、かつて一時代を築いた懐かしい
 社名を目にしました。
 
 
■ Novell® SUSE® Linux

 ● Novell®はSUSE® LinuxというLinuxの1ディストリビューションを
  提供しています。
  「SUSE® LINUX Enterprise Server 9」という企業向け製品と
  「SUSE® LINUX 10.1」という個人ユーザ向け製品を
  展示していました。

 ● 15年位前、IT業界に籍を置いていた人であればご存知かと思いますが
  同社はかつて NetWare® というネットワークOSで一人勝ちをしていた
  会社です。

   当時、ネットワークに対するユーザの需要の増大に気付いていなかった
  Microsoft®は、ネットワーク・ソフト製品が手薄でした。
  (一応LAN Managerという製品をリリースしていましたが、NetWare®
   比べて使い勝手のよいソフトでは有りませんでした。)

   そこに登場した NetWare® は乾いた地面に水が浸み込むように、
  あっという間に普及しました。

   その後、Microsoft®がネットワーク機能をOSに標準装備したり、
  Windows NT®というネットワークOSをリリースしたために、
  NetWare® のシェアは徐々に少なくなってしまったという経緯があります。
 
 
■ Stratus® の無停止テクノロジー

  Stratus® は設立以来、一貫してフォールト・トレラントFault Tolerant:
 耐障害性)・コンピュータの開発に特化している企業です。

  24時間・365日 無停止・連続稼動を要求される分野では、同社の他に
 選択の余地は有りませんでした。(現在もその地位は揺るいでいない
 ものと思われます。)

  そのため、航空券の予約システムやコンビニのPOSシステムなど
 24時間稼動を必要とする現場では、早期(10数年前)から同社の
 無停止コンピュータを使ったシステムの開発が行なわれてきました。

  インターネットの普及や夜間の消費活動の拡大に伴い、需要が拡大し
 通信・金融・運輸・流通・小売りなど広範な分野で、使用されています。
 (いずれも24時間・365日 無停止・連続稼動を要求される分野です。)

  現在同社は、長い企業活動の中で培った無停止テクノロジーを用い
 Stratus® ftServer®シリーズという製品を主力としています。

  今回のLinuxWorldでは、販売パートナーであるCTC(伊藤忠テクノサイエンス株式会社)
 のブースで見ることが出来ます。
 
 
--- 関連情報 ---
(1) LinuxWorld Expo/Tokyo2006
(2) Novell® Japan ホームページ
(3) Stratus® Technologies ホームページ
(4) 伊藤忠テクノサイエンス株式会社(CTC)
(5) 「第58回ビジネスショウTOKYO」 2006年5月17日 IT屋もりたの今時パソコン日記

投稿者 もりた : 2006年06月01日 03:38 このエントリーを含むはてなブックマーク この記事をクリップ!

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