« SES2006 SEO、SEMに関するパネルディスカッション(1) | メイン | 田植えラッシュ »

2006年04月30日

SES2006 SEO、SEMに関するパネルディスカッション(2)

 4月21日に行なわれたSES2006 2日目のパネルディスカッションのご紹介の2回目です。
 本日は
  Ⅱ.最近のSEO/SEMビジネスのトレンド(傾向)、関心事
 について、ご紹介いたします。

-------------------------------------------------------------
 ● タイトル
  「新たな歴史がここから始まる。
   SEO/SEMとエンタープライズ検索エンジンの最新情報!」

 ● ディスカッションの概要
  Ⅰ.各社のSEO/SEMへの取組み方の紹介
    (パネリストの自己紹介と自社紹介)
  Ⅱ.最近のSEO/SEMビジネスのトレンド(傾向)、関心事
  Ⅲ.これからSEO/SEMに取組む企業・個人に対するアドバイス
  Ⅳ.今後の市場の展開についての予測
  Ⅴ.最後のまとめ
-------------------------------------------------------------

Ⅱ.最近のSEO/SEMビジネスのトレンド(傾向)、関心事


■ ディスカッションの要約

  ディスカッションの内容を、私なりに整理すると、次の様になります。

 1.ROI(注1)コンバージョン率(注2)など
   クライアントの費用対効果に対する評価が厳しくなっていることを反映し、
   LPOLanding Page Optimization)など、ページ制作そのものを見直す動き
   業界内に広まっている。
   また、”ロングテール”という言葉の流行に象徴されるように、
   IT手法一辺倒から、ターゲットをどこに絞るかといったマーケティング本来の手法
   業界およびクライアントの目が移ってきている。

 (注1) ROI(Return On Investment):投資利益率。
    投資に対する利益の割合を表す経済指標。

 (注2) コンバージョン率(conversion rate):
    サイト訪問者数に対して、購買や資料請求、会員登録など結果に結びついた
    数の割合を表す。

 2.ユーザ(検索サービスの利用者)のリテラシーの向上や、
   利用場面(場所、時間)の多様化など、利用者側の変化が大きい。
   例) モバイルにおける複合キーワード検索の増加
      ブログなど消費者自身が作成したサイトへの広告掲載
      テレビを見ながらネット検索
      携帯電話での歩きながら検索

   これらユーザの変化に対して、提供者側(業者側)から
   新しいマーケティング手法を提供しきれていないのが現状である。

 3.自社のサイトがユーザからどう見られているかということに対する
   監視や管理の重要性への認識が欠如している という声が多く聞かれた。

   特にナショナルクライアント(注3)と呼ばれる企業においては

    自社の商品・サービスを代表するキーワードで検索しても
    ・検索上位から自社サイトが消えている
    ・競合他社(ライバル会社)が1位に表示される
    というリスクの存在を認識し、
    様々な手段の中から、自社の戦略に最適な戦術を採ることが
    重要である

   という示唆が与えられた。

 (注3) ナショナルクライアント:いわゆる大企業のこと。
   広告業界では国を代表するような企業をこのように呼ぶようである。
   業界にとって大得意先であることからこう呼ばれていることと思われる。


■ ディスカッションの内容

 ● 最近の傾向として先ず出されたのは

  「今までのSEOやリスティング広告、ディレクトリ登録といった
   SEMの手法による取り組みのみでは限界がある」

  という感想でした。

  「(上記のような取り組みにより集客した後の)
   実際のサイトを如何に良くするかという所にポイントがある。
   そのためにLPOロングテールに注目・注力している。」

  ということでした。

 ● 上記の発言に対して同意する下記のようなコメントが出されました。

  「2~3年前はSEO/SEM対策の効き目に即効性が有ったが、
   今はSEO/SEM対策の費用対効果が上がらなくなって来た。

  その原因として、次の2点を指摘していらっしゃいました。

  (1) ”検索”に対する世間一般の認知度が上がり、多くのサイトがSEO/SEM対策に取組んだ。
    SEO/SEM対策は当たり前になり、相対的に効果が上がらなくなった。

  (2) ユーザ(検索してサイトを探す人)のリテラシーが高まった。
    例)従来は単独キーワード、今は複数キーワードによる検索が常識化している。
    それに対して、業者側(提供者側)が追いついていない。

 ● ユーザのリテラシーの向上に関しては、次の様な意見も出されました。

  「(上記の意見と同様に)従来は単一キーワードによる検索が多く、
   単一キーワードでもコンバージョン率が高かったが、
   今は複数キーワードの検索が多くなり、複合キーワードのコンバージョン率が
   高くなっている。
   この件に関しては、業界側の技術の進歩よりも、ユーザ側の質の向上
   による影響が大きい。」

 ● ”検索”の利用場面(シーン)の多様化についても意見がありました。

  「携帯電話などモバイルにおいても、
   OvertureやGoogleのサービスが正式リリース(注4)され、
   複合キーワードによる検索が増えている。
   モバイルユーザのリテラシーも向上していることを感じる。」

  (注4) ITmedia News 「Google初の携帯向け広告スタート」 2006年04月07日

  「ブログをはじめCGMと呼ばれる、ユーザ自身が作成したホームページへの
   リスティング広告やコンテンツマッチ広告(Google Adsenseなど)の採用
   が増えている。」

 その他、様々な意見・コメントがありましたが、都合により割愛します。


■ 以上、最新の技術動向、関心事に関するディスカッションの内容を紹介しました。

 次回は

  Ⅲ.これからSEO/SEMに取組む企業・個人に対するアドバイス

 について、ご紹介したいと思います。

投稿者 もりた : 2006年04月30日 23:36 このエントリーを含むはてなブックマーク この記事をクリップ!

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.imadokipc.com/mt/mt-tb.cgi/100

コメント

コメントしてください




保存しますか?